一人暮らしに食洗器は必要?手洗いから食洗機に変えると生活がこんなにも変わる

毎日必ずやらなくてはならない作業の1つ、お鍋、食器洗いは、一人暮らしの人にとってはとても苦痛なようです。やりたくない日常の家事の1,2位を争うのが食器洗いと言われます。

ちゃちゃっとやってしまうことができれば良いのですが、なかなかそうもいきません。朝は忙しく昼は時間が貴重で夜は疲れていますから。3日分まとめてやろう、と思ったが最後、あっという間に流しはお鍋やお皿で山積み、などという経験がある人も多いでしょう。

中には、家での食事はコンビニ弁当やお惣菜を買ってきてその容器のまま食べるから食器は出ない、という人もいるかも知れません。

そこで食洗機を使うという選択はいかがでしょうか。食洗機は本当に便利なのか、一人暮らしではぜいたくではないのか、そのあたりの気になるところをご紹介していきます

手洗いから食洗機に変えると生活がこんなにも変わる!

茶碗洗いを食洗機に変えた場合、生活はどのように変わるのでしょうか。時間は?お金は?それぞれどのように変わるのか、見てみましょう。

時間はどれくらい短縮できる?

食洗機が欲しいと思う一番の理由は、お皿洗いの時間を節約したいということです。洗い物は思ったよりも時間がかかりますし、毎食後にやらなければならない作業だけに食事時間のトータルがその都度長くなります。

例えばお鍋やお皿を洗うのに1回20分かかるとして、1日に朝晩2回40分、1年では14,600分。つまり手洗いだと244時間、年間で10日間も皿洗いをしていることになるのです。

けれとも食洗機があれば、食器もお鍋も食洗機に入れてスイッチひとつ押すだけで、あとは自分の時間が確保できます。時間は貴重ですから、こんなに生産性のない仕事は機械に任せて、他の家事や趣味や仕事をすれば一石二鳥ですね。

お金は節約できる?

コスト面でのメリットはどんなことでしょうか。

食洗機の本体価格

まず食洗機はいくらあれば買えるのでしょう。家電量販店で見ると、1〜2人分の食器が洗えるものでしたら5〜6万円小さめのお鍋も入るものなら5〜9万円くらいで市販されています。

ネット販売ならもう少し安いものも見つかります。家電の中ではそれほど値の張るものではありませんね。

ランニングコスト

次にランニングコストを見てみましょう。

実は食洗機につかう水道代は、手洗いよりずっと安上がりです。同じお湯を食洗機の中でまわして汚れを落とすので、流しっぱなしの手洗いに比べてかなりの節水になるからです。

使用する水の量は、1回あたり手洗いでは82.6リットル使うのに対し、食洗機だと9リットルで済みます。これを水道代に換算すると、手洗い61.2円、食洗機は28.6円になります。

つまり水の量では食洗機は手洗いの9分の1で、コストは半分以下ということになり、年間約23,700円の節約にもなるのです。これはかなりお得と言えますね。

ただし手洗いでも、お湯を使わずに水洗いにすると27.9円になり、食洗機より安くなります。その代わり洗剤をもっと使わなければ汚れが落ちにくかりますし、冬の辛さは言うまでもありませんね。

電気代を節約するために、深夜電力を使うようにすると半額にすることもできます。エコナビ設定や乾燥時間の短縮で、もっと節約することも可能です。

他には何かメリットがある?

手洗いだと、冬は特にお湯を使うため手荒れを起こしやすくなります。手荒れからひび・あかぎれを起こし、一冬ずっと辛い思いをすることもあります。ゴム手袋を利用する人もいますが、いちいち面倒ですし洗った感触がわかりづらくなってしまいます。

その点食洗機を使えば、食べてすぐの食器を軽く水で流して入れる程度ですから、手が長くお湯に触れることもありません。手荒れを防ぐことができます。

手洗いには欠かせないハンドクリーム代、さらに皮膚炎を起こしてしまったら医療費もかかりますが、その心配もなくなります。

食洗機で浮いた時間に仕事や趣味ができることは本当に素晴らしいことです。

食洗機はこんなところが不便

一方で、食洗機をこれから買おうと思っている場合、気をつけなければならないポイントもあります。今度はそのあたりを見てみましょう。

ひどい汚れに対応できない

汚れてから時間が経ってしまい、こびりついてしまっている場合は、事前にお湯で手洗いをしたり、ある程度つけ置きしないと取れないことがあります。

お鍋の焦げつきなども食洗機では取れにくい汚れです。手洗いでこすり落としているうちに、そのまま流してしまった方が早くなってしまうこともありますね。

小さいものは洗いにくい

お箸やスプーン、フォークなどは立てる場所があるのですが、和菓子用のヨウジや小さ過ぎるものは洗浄中に下に落ち込んでしまうことがあります。

箸置き、極小皿などもセットしにくく、下に落ちてしまうことがあります。結局手洗いをするしかない食器があるのも事実です。

スペースが必要

食洗機にもいろいろ種類があります。水道栓の工事が必要なものは、流しに隣接した同じ高さのスペースに食洗機を置かなければなりません。工事の必要ないものでも、流しに汚れた水を流すため、そこそこのスペースが必要になります。

またどうしても手洗いする場合もありますから、結局洗い上げカゴと食洗機の両方を置かなければならなくなると、2倍のスペースを占領されてしまいますね。一人暮らしの部屋にとって、貴重なスペースです。

音がうるさい

食洗機は、洗濯機と同じくらいの音がします。さまざまな水流を使って洗い上げているので仕方ないのですが、もし夜中に稼働させると、近所迷惑かも知れません。自分の睡眠の妨げにもなってしまいます。

しかも洗い上げるまで、意外と時間がかかります。1時間以上もゴーゴーと音を立てているので、タイミングとしては昼間仕事などで部屋を出るときにスタートさせて行くのが良いでしょう。

その点では、夜の安い電気料金を利用したくてもできなくなってしまいますね。

専用の洗剤を買わなければならない

食洗機用の洗剤を購入して使わなければなりません。手洗い用のものは泡が立ち過ぎて故障の原因になります。メーカーの取り扱い説明を良く読んで、必ず指定の洗剤を購入しましょう。

もちろん手洗いする場合にも備えて、結局手洗い用と食洗機用、2種類の洗剤を用意しなければならないので、少し面倒ですね。

2つの食器洗いのパターンを想定する

食洗機のデメリットがあるとしたら、手洗いと食洗機と2つのパターンを想定して用意しておかなければならないことです。

洗剤にしても置き場所にしても、わざわざ食洗機のために余分なことをしなければならないことが面倒くさいと思ってしまう原因になるのです。

でも使い慣れてさえしまえば、自然に使い分けて食洗機のメリットを十分に生かせることでしょう。

洗い物は食洗機に任せてしまおう!

日本の食洗機の普及率は約25%なのに対し、アメリカでは約70%と3倍です。日本でなかなか普及しないのは、使いこなせないからというのが一番多い理由です。ぜいたく品というイメージも強いのでしょうか。

食洗機は本当に便利です。一人暮らしなら、食洗機にすべての食器を入れてしまって、食器棚代わりにしても良いくらいです。洗浄が終わってからも中に入れておけば、清潔です。

気軽に毎日使う当たり前の家電製品だと思えば、使い方がわからないから使わないとか、置く場所がないから使わないなどの言い訳は必要ありません。

友だちを招いて料理を振る舞った後、洗わないものがいつまでもキッチンにあったらみんな気になってしまいます。そこで食洗機にさっさと入れて洗い始めてしまえば、後はゆっくりおしゃべりができますね。

余った時間を有意義に使って、一人暮らしを楽しみましょう!家事の中でもやりたくないお皿洗いは、この便利な家電にお任せしておけば大丈夫です。

 

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