私達が、キッチンで料理をしている時などに突然現れるゴキブリ。もし、あなたが一人暮らしをしている時にゴキブリが現れた場合、自分の手で撃退しないといけません。
ゴキブリを駆除する場合、相手の弱点を事前に知っておくと簡単に退治することが可能です。また、家の中に現れる原因が分かっていればヤツとの遭遇を事前に防ぐことも出来ます。
今回は、事前にできる対策と、相手の弱点を利用した撃退方法をご紹介します!
まずはゴキブリの生態を知ろう!
まずは、ゴキブリが何を好んで、何を嫌うのかを知る必要があるでしょう。そもそも、ゴキブリってどんな生き物なのでしょうか?
ヤツは、2億5千万年ほど前から生息していたと言われていて、最古の有翅(ゆうし)昆虫とも言われています。
ゴキブリが絶滅しない理由
ゴキブリが、長きに渡って生き続けているのには理由があります。その理由としては、雑食で何でも食べる事ができるからです。
人間の出したゴミはもちろんのこと、人間のフケ、ほこり、髪の毛、紙類、他の昆虫、仲間のフンや死骸など何でも食べます。
そんなヤツにも苦手なものもいくつかあり、実は柑橘系とハーブの匂いが苦手です。
ゴキブリが生息する場所
彼らが生息する場所にも共通点があります。
・光が射し込まない暗いところ
・ちょっとした狭い空間があるところ
・温かいところ(20~32度前後)
・湿気が多いところ
・水があるところ
具体的な場所で言うと、キッチン、お風呂場、洗面台、冷蔵庫の下、洗濯機の周辺などです。
逆にヤツの苦手なところは
・気温が極端に暑い場所や寒いところ
・空気が乾燥しているところ
ゴキブリは自分で体温調節ができない為、極端に暑い・寒いところや、極端に熱い・冷たい物を嫌います。
こんな物件はゴキブリが出やすい!?
これから一人暮らしを始める人は、ゴキブリがなるべく出ない物件に住みたいと思っているはずです。
そういった物件に住む為には、ゴキブリが好む物件がどんな物件なのかをしっかり理解しておくことが必要になります。
ゴキブリが好む物件を理解しておくことで、物件選びの段階でそういった物件を避けることができると言えるでしょう。
では具体的に、奴らはどういった物件を好むのでしょうか?
築年数が古い物件
築年数が古いと、いろいろな物が劣化していることが多いです。
屋根や壁が劣化していると、雨漏りで部屋がジメジメとした環境になります。ゴキブリは、そういった場所を好む為、とても危険と言えるでしょう。
木で作られた物件
木で作られた物件の場合、湿気をとても吸収しやすいのでゴキブリのエサとなる虫の住みやすいところを作ってしまいます。
その為にも、鉄骨鉄筋コンクリート構造の物件を選ぶのが良いでしょう。
自然に囲まれている物件
自然に囲まれている物件の場合、ゴキブリの餌となる虫がたくさん生息していたり、野生のゴキブリが家の中に入って来たりする危険性があります。
生活の中でゴキブリを減らす方法とは?
これから一人暮らしを始める人が、事前にできる対策は物件選びだけではありません。
実際に、一人暮らしの生活が始まってからできる対策があります。それは、そもそもゴキブリを部屋の中に入らせないことです。
ゴキブリを部屋の中に入らせないようにするには、どういったことをすれば良いのでしょうか?
どこから入ってくる?
最初に、奴らが何処から入って来るのか確認しましょう。
主な、侵入経路は
・窓の隙間
・キッチン
・エアコン
・換気口や換気扇
などがあります。
ゴキブリが入って来る道を塞ごう!
次は、ゴキブリが入って来る道を塞いで行きます。塞ぐ方法は、箇所ごとに変わって来るので一つ一つ確認して行きましょう。
窓と網戸の間
窓と網戸の間は、テープで塞ぐのが良いです。この時に、ちょっとでも間が空いているとすぐに家の中に入って来てしまうので、ガチガチにテープで固めておきましょう。
キッチン
キッチンの場合、専用の排水ネットがあるので取り付けましょう。ゴキブリは、水があるところが好きなのでしっかりと排水口は塞いで置かないといけません。
自炊・料理が好きな方は常に水場やキッチン周りはきれいに清潔に保っておきましょう。食器棚にお皿をしまう際もしっかりと水気を切った状態で保管するようにしましょう。
ベッドの下なんかも、その日の湿気やベッドの素材によってもゴキブリの宝庫です。乾燥剤やホイホイを置いておくのが無難でしょう。
エアコン・換気口、換気扇
エアコンや換気口、換気扇の場合は、専用のフィルターをとりつけるのが良いでしょう。すぐにフィルターを買うことのできない人は、応急処置としてストッキングを被せておいても効果があります。
収納スペース
実は収納スペースなんかもゴキブリの宝庫です。収納スペースは程よい暗さや湿度などゴキブリが過ごしやすい環境が整っています。紙もきっとあるでしょうから、まずは収納スペースから片付けていくことをおすすめします。
ゴキブリはアロマが嫌い?!
こちらの方法は、アロマを使って事前にゴキブリが嫌う部屋を作る方法です。
具体的な物で言うと
・クローブ
・スペアミント
・ハッカ
・グレープフルーツ
・レモン
・ライム
・オレンジ
・ウイキョウ
・ベチバー
などがおすすめです。アロマを選ぶポイントは、100%精油の物を選ぶと良いでしょう。
更に、値段などは極端に安い物は選ばないようにしましょう。100円ショップなどでも売っているようですが、あまり効果は期待できない為おすすめしません。
普通にアロマを焚いても効果はありますが、スプレーボトルに入れて部屋に撒いたり、コットンなどに含ませて置いておくだけでも効果はあります。
ゴキブリを撃退する方法は殺虫スプレーだけじゃない!
これまで、ゴキブリが好まない物件選びや、ゴキブリを家に入れさせない方法を紹介して来ましたが、どちらも100%ゴキブリが出なくなるわけでは無いです。
どんな物件でも、ゴキブリが出てくる可能性はあると言えます。ゴキブリが出た場合、殺虫剤で殺すのが一般的な方法になりますが、家に殺虫スプレーが絶対にあるとは限りません。
その時の為に、殺虫スプレー以外の対処方法を知っておく必要があります。
洗剤で窒息させる
まずは、洗剤で殺す方法です。
洗剤を容器に入れてゴキブリに噴きかけると、呼吸する為の”気門”が塞がれ窒息死させることができます。
熱で攻撃
次は、熱いものをかけて殺す方法です。ゴキブリは、自分で体温調節ができないのでそれをうまく利用して殺します。
熱湯や、ドライヤーを使うと効果的です。この時、熱いものを扱うので自分が火傷しないようにするのと、間違って部屋にバラ撒いて部屋が水浸しにならないよう注意しましょう
アルコール度数の高いお酒
アルコール度数の高いお酒をかけるというのも、ゴキブリを殺すのに向いている方法の一つです。
基本的に、50%以上のお酒なら死ぬと言われていますが、その中でもおすすめのお酒は、もっとも度数が高いと言われているスピリタス(96%)です。
掃除機
最後に紹介するのが、掃除機でゴキブリを吸い込んで殺す方法です。
この方法は、掃除機があれば誰でも簡単にできる方法なのですが、吸い込んだらすぐに捨てることをおすすめします。
理由は、吸い込んだゴキブリが生きていてそのまま掃除機から出てくる可能性があるからです。
それが出来ない場合は、「ホウ酸」を吸わせると中のゴキブリが死ぬので試してみて下さい。
ちょっとしたコツを意識するだけでゴキブリが出ない部屋に!
ゴキブリは、長きに渡って私達の生活にいろいろな被害を与えてきました。そして、これからも私達が生きてる中で付き合っていかないといけない問題の一つです。
今回は、その問題を少しでも解消できるような方法や、アドバイスを紹介しました。紹介したものは、普通に生活しているだけでは気付かなかったこともたくさんあったと思います。
記事で紹介した、新しい情報を生活に取り入れることで、ゴキブリが出ない部屋に近づくのでは無いでしょうか。是非、皆さんもいろいろ試してみて下さい。
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