新しい部屋も決まって、いよいよ一人暮らしの始まりを迎えるとき、生活に必要なものを買い揃えなくてはなりませんよね。新生活に向けてそういった家具や家電を選ぶのも楽しみのひとつです。
家具や家電の必要性は新しい部屋の状況や暮らし方、スタイルによって様々です。人によって必要なものの定義は変わりますが、ピックアップしてみました。
これらを参考にして失敗のない一人暮らしをスタートさせましょう。けれども、部屋を借りるのに結構お金がかかる上、電気・ガス・水道などの光熱費といった生活費を考えるとなるべく無駄な出費は抑えたいものです。
一人暮らしに必要な家具リスト
一人暮らしの部屋の状況によって必要な家具は大きく違ってきます。家具は大きなものなので本当に必要かどうかじっくり考える必要があります。
収納のある部屋、ない部屋、部屋のサイズ、間取り……様々な条件の中で後回しにできないものをチェックしていきましょう。
そして、これは余談ですが、家具を揃える場合はなるべくインテリアイメージを膨らませてから購入するようにしましょう。
どんな雰囲気の部屋にしたいのか、雑貨・小物はどういったものを置きたいのか、引越しをする際に持ってくる荷物はどういった物が多いのかなど、想像しておくと購入する時に選びやすくなるはずです!
寝具
部屋にベッドを持ち込みたいけれど、ベッドは意外と大きく、必要かどうか頭を悩ませる家具の1つですよね。置くスペースが確保できないという場合は他の方法を考えてみましょう。
大きな押し入れがあれば敷布団がおすすめです。上げ下ろしの手間はありますが、それも運動だと思ってやれば苦にならないし、何よりも部屋を布団に占拠されず広く使えるのが嬉しいですね。
それでもベッド生活をしたい……という人にはソファベッドを使うという手があります。昼間はソファ、夜はベッドとして、出したり片付けたりという手間はありますが、寝具一式を入れるほど大きな収納のない部屋には嬉しいアイテムです。
照明
玄関や洗面所には備え付けのダウンライトがついていたりしますが、肝心のリビングや寝室など各部屋のメインになる照明はついていないことが多いものです。照明器具は見落としがちなポイントです。
照明ひとつで部屋の雰囲気は一変。昼光色は明るく、読書や勉強には最適です。昼白色は太陽に近い自然の明るさなので、化粧をするなど色を見るときにはおすすめ。電球色は温かみのある部屋作りができるのでリラックス効果があります。
今主流のLEDは蛍光灯に比べて寿命が長いと言われています。初めに買うときは少し値が張りますがランニングコストはかなり低いので最終的には安くなりますね。
カーテン
カーテンを選ぶ際には窓のサイズをきちんと測ることが重要です。サイズの合わないカーテンは見た目も悪く、部屋の保温性にも影響し、カーテン自体の機能が半減してもったいないですよ。
カーテンも進化し、遮熱やUVカット、遮光、防炎、断熱、保温効果など様々な機能がついています。透けにくい素材を使用していない、薄いカーテンだと夜に明かりのついた部屋が外から丸見えになってしまうので要注意です。
防犯上の安全面を考えても、女性の一人暮らしにカーテンの購入は後回しにせず、初めから用意したほうがいいでしょう。
また、防犯面が気になる方はカーテンにシックなタイプのデザインを選ぶことで、外から見た時に中に住んでいるのが男性か女性かわからなくなるので、おすすめです!
一人暮らしに必要な家電リスト
昭和の時代に家電「三種の神器」と言われたテレビ・冷蔵庫・洗濯機。当たり前のようにあるので必要だと思い込んでいませんか?でも今はもうそういう時代ではありません。こだわらず自分らしい生活の家電パートナーを見つけましょう。
冷蔵庫
自炊で節約をするなら必須アイテムですが、それでも家庭用の大きな冷蔵庫は必要ではありません。部屋の近くにコンビニやスーパーがあるなら、そこをパントリーだと思って部屋の冷蔵庫に食品を溜め込まないようにします。
あって当たり前のように感じていた冷蔵庫ですが、必要なときに必要な分だけを買いにいくという風にすれば一番小さな冷蔵庫でも事足りるということです。
一人暮らしのキッチンは汚れがちですのでしっかりと、ものを整理し収納スペースを上手に利用しましょう。
掃除機
掃除機を買うなら、車の掃除にも使えるような小型のハンディタイプ掃除機が便利です。毎日マメにすると1回の掃除が簡単に済みます。手軽に取り出してさっと掃除ができると掃除嫌いの人でも苦労なく、きれいな部屋を保てます。
小型の掃除機は割と安価なものもあって、収納にも場所をとりません。コード付きかコードレスかで悩むなら、やっぱりコードレスがいいですね。気楽に掃除しようという気持ちになるかどうかは掃除頻度を左右するので意外と重要です。
また、部屋用のほうきやコロコロ、全面フローリングの場合にはフローリング用のワイパーを代用してもいいかもしれません。
ドライヤー
ドライヤーは女性には必須のアイテムですね。いくら節約していても、毎朝ねぐせでハネた髪という訳にはいきません。ドライヤーもそれほど高価でないものもそろっているので、予算にあったものを選ぶことができます。
ドライヤーは髪を乾かす以外に、濡れた靴を乾かす、冷風でネイルを乾かす、冷えきった足を温める、肩を温めて肩こりを軽減するなど……意外な使い道もあってとっても便利です。
できれば持っておきたい家具・家電リスト
すぐに無いと困る訳でも無いけれど、いつまでも無くていいという訳にもいかないものをチョイスしてみました。
それでもいつまで続くか分からない一人暮らし。初めから勢い込んで買わなくても、友達や家族から中古品を譲ってもらうのもいいですね。
なるべく揃えておきたい家具リスト
家具となると家主の趣味や部屋の雰囲気によってもどういったもので揃えたら良いのか、何が必要なのかは変わってくるので特にコレ!というものは多くありません。ただ、以下の2つはどの家でもあると便利かつ絶対に使える家具ですので要チェックです!
衣装ケース・収納ボックス
ボックスはベッドの下や押し入れなど見えないところに片付けられる量を用意しましょう。片付けるところが無い場合は透明のケースは避け中身の見えないボックスにし上から布をかぶせて、台として使うとうまく隠すことができます。
部屋に作り付けのワードローブがあればそこに収まるだけの服の量に調整するとか、ものを増やさないようにしましょう。空いているボックスやケースがあるといらないものでも放り込んでしまいます。
テーブル
何をするにも地べたでは姿勢も悪くなるし、掃除も思い通りに行きません。
一人暮らしだから誰かに食事を振る舞うわけでもないし、地べたでだらしない生活をしていても何も気にすることはありませんが、やはり食事をする際や書類を記入する際、部屋でくつろぐ際もテーブルが有ると便利です。
スペースが心配という方は折りたたみ式のものを購入して、使わないときは家具の隙間に収納しておくなど工夫することでスペースを有効活用できるはず。ぜひ、検討してみてくださいね。
なるべく揃えておきたい家電リスト
先に上げた冷蔵庫や掃除機、ドライヤーは最低限のものであって、生活していくうちに段々と他の家電が必要になってきたりします。人が暮らす上で生活を豊かにしてくれるのはやはり家電ですからね。
自分のこれまでの生活、これから一人暮らしをしていくイメージをしたときにどういった家電が必要になってくるのかもう一度確認していきましょう。
洗濯機
洗濯物が多い人や洗濯の仕方に気を使わなければならない衣服を多く持っている人は自宅に洗濯機を購入するべきでしょう。
日当りのよい広いベランダのある部屋なら、洗濯機があればたくさん洗ってたくさん干せるのでいいですよね。
しかし、女性の一人暮らしの場合大きな落とし穴が。ベランダに女性の洗濯物をそのまま干してしまうと、外から見たときに「この家は女性が住んでいます」と知らせるようなもの。男性用のものを一緒に干す手もありますが少し手間ですよね。
また、日当たりの良いベランダ付きの家となるとやはり家賃が高くなってしまいがち。洗濯物を干すスペースを確保できる一人暮らしの方は数少ないのではないでしょうか。となると、乾燥機や室内乾燥を利用しなくてはなりません。
持っている服にもよりますが、ドライクリーニングに出さなければいけないような服をたくさん持っているなら、洗濯機の使用頻度は格段に減ってしまいます。
今一度自分の洗濯物を確認し必要であれば購入、そうでなければ近場のコインランドリーでやりくりしても良いかもしれませんね。どちらにせよ一人暮らしの洗濯物は少量なので週に2回もすれば十分です。
電子レンジ
今は、何でも電子レンジでチンの時代です。冷凍食品から生ものまであらゆる料理に対応した調理器具としては本当に一番頼りになる味方です。自炊の人も外食派の人も電子レンジを使わない日はないのではないでしょうか。
オーブンやグリルなど便利な機能がいくつもついた電子レンジが売っていますが、一人暮らしで重宝して使うくらいのものなら単機能の電子レンジがおすすめです。単機能の電子レンジなら安く買うことができます。
炊飯器
「お米離れ」という言葉をよく聞きます。お米を好まず食べない人が増えてきたそうです。炊飯器もよほどお米が好きか、自炊で節約をめざす人以外にはあまり必要がない電化製品になってきたのでしょうか。
電子レンジで1合だけお米を炊く専用容器がよく売れているそうです。その都度食べる分だけが時短で炊きあがるので便利だという声を耳にします。それでも毎日のご飯の美味しさを求めるならこだわりの炊飯器を選ぶべきです。
電気ケトル
見落としがちなのが電気ケトル。こちらは電子レンジと同じように一人暮らしの生活で大活躍してくれる家電です。
電気ケトルがあればわざわざ鍋で湯を沸かす必要もありませんし、インスタントラーメンも簡単に作ることができます。インスタントラーメンを推奨しているわけではありませんが、一人暮らしともなると食費を浮かすために何食かはカップ麺になってしまうこともあるでしょう。
そんなときに、簡単にお湯を沸かすことができればとても便利でしょう。お湯は料理面でなくても様々なシーンで活用できるので、検討してみてください。
必要なものを買う際の注意点
ここまで、一人暮らしをする上で必要な家具家電を6つ紹+αで紹介してきましたが、一人暮らしを始める際にはもっと他に必要なものがたくさんありますよね。
とはいえ「何を買えばいいのかわからない」「買うものが多すぎて何を優先するべきかわからない」など悩む方も多いことでしょう。そんなあなたのために、ここでは家具家電の他に優先的に買っておくべきものや、必要なものを購入する際に注意するべきポイントを紹介します。
引っ越す際には必要なものを実家から持っていく方もいれば新しく買い直す方もいるでしょう。そうなった際に何が必要なのかを確認する必要があるでしょう。
優先度順に必要なものリストをつくる
何故このリストを作るのか、その理由は1度にすべて購入しないためです。必要なものを1度にまとめて買おうとすると何が一番必要なのかわからなくなったり、本当に必要なものを買い忘れてしまうためです。次では、当日に必要になるものと徐々に買い足せば大丈夫なものをまとめてみたので参考にしてください。
引越し当日に必要になるもの
炊事用品 | 人にもよりますが、最低限まな板と包丁、フライパンは用意しておくべきでしょう。簡単なものであればこの3点があればとりあえずはなんとかなるでしょう。鍋や他の調理器具は必要だと思った際に購入しましょう。 |
食器 | 茶碗、平皿など大きさの違う皿は最低でも1,2種類は揃えておきましょう。またコップ、フォーク、スプーン、箸は1セットは用意しておくべきです。 |
洗剤類 | 食器や調理器具があるのであればスポンジや洗剤、洗濯物を洗うのであれば洗濯用洗剤、柔軟剤などは必須でしょう。 |
お風呂場用品 | シャンプー、リンスやボディーソープは入浴時に必要になるため当日に用意しておきましょう。 |
掃除用品 | 引越し当日は荷物の開封などでゴミが多く出るため、コロコロや雑巾、ゴミ袋などが必要になります。 |
日用雑貨 | トイレットペーパー、ティッシュペーパー、歯ブラシや歯磨き粉、タオルは当日から必要になるものですので、必ず準備しておきましょう。 |
常備薬 | 頭痛薬、腹痛薬など普段から使っている薬は当日から用意しておきましょう。 |
生理用品 | 女性であれば生理用品は早めのうちに用意しておくのがいいでしょう。 |
化粧品 | 洗顔フォームや化粧水、乳液など毎日使っている化粧品も必ず準備しておきましょう。 |
ハサミ・テープ類 | 引越し当日にはダンボールの開封などがあったりと、ハサミやカッター、テープ類が必要になります。テープ類に関しては今後も使っていけますので2セットづつ用意しておいて損はないでしょう。 |
徐々に買い足すもの
洗濯用品 | 洗濯ネットやランドリーボックス、洗濯バサミなどは徐々に必要な分を買い足していくようにしましょう。 |
調味料やその他調理器具 | 塩や醤油、呼称、砂糖などは後日準備しても大丈夫でしょう。また、引越し当日に用意していなかったもので必要な調理器具などがあった場合も徐々に買い足していきましょう。 |
文房具 | ペンやメモ帳など生活していくうちに必要になってくる方も多いかと思います。必要になる前に事前に準備しておきましょう。 |
防犯グッズ | 一人暮らしともなるとやはり防犯面には気を遣う必要があります。最近ではネットや100均などでも簡単に様々な防犯グッズを購入することが出来るため、いくつか揃えておきましょう。 |
延長コード・タコ足コンセント | 家の中にあるコンセントやコードだけでは生活していく上では心細いです。コンセントも家電が増えれば増えるだけ必要になってきますので、延長コードやタコ足コンセントはいいタイミングで買い足しておいていいでしょう。 |
ゴミ箱 | 最初のうちは袋だけでも良いかもしれませんが、袋だけでは臭いや置く場所も気になりますよね。余裕ができたらゴミ箱を設置しましょう。 |
時計 | 今ではスマホですぐに時間を確認できるからと見落としがちですが、家の中に時間だけを表示してくれる時計があるのは意外と便利です。目に付く位置に1つは置いておいて良いのでは? |
内見の際に必ずインテリアの配置を確認しておく
引越し当日には家具や家電が届き、搬入作業が主になるかと思いますが、ここで家具や家電のサイズを確認せずに購入してしまっていると思っていた場所に置けなかったりと不都合が出てきてしまいます。
せっかくの一人暮らしのスタートでつまづかないように、内見の際に必ずどこに何を置くか考えることに加えて、部屋の寸法を細かく計っておきましょう。
家具や家電の購入は必ず店舗で
最近では通販サイトで何でも購入することが出来るため、引越しの準備や必要なものを購入する時に何でもかんでも通販サイトを使っていては、実際に届いた時に「見ていた画像となんだか少し違う……。」なんてことにもなりません。
自分の目で見たほうがサイズ感もそのものの雰囲気も掴むことが出来るはずです。
家具や家電は安さより質で選ぼう
家具や家電というものは何度も買い換えるようなものではありませんよね。一度買ったら何年も使い続けるようなものは、金額で選ぶのではなく性能などを確認して質の良いものを選ぶようにしましょう。
これは、先程の話とも繋がりますが、通販で購入すると性能がいまいちわからないまま金額で選びがちですので注意してください。
サイズは必ず測る
家具を購入する際にとても大切なポイントなってくるのがサイズを把握することです。これを確認しないと購入したときに思ったよりも大きい、小さいという問題が出てきて、部屋の中が散らばってしまいます。
内見の際には必ずメジャーを持参し、部屋の様々な部分の長さを測っておきましょう。また、内見をする際にある程度この家具は「この位置に置く」といったあたりをつけることができればGood!!
とはいえどこを測ればいいんだ…と不安なあなたに以下では測っておくべき場所のリストをまとめましたのでご確認ください。
測るべき場所 | 測る項目 |
クローゼット | 高さ・横幅・奥行き |
カーテンレール | 高さ・横幅 |
洗濯機のスペース | 横幅・奥行き |
冷蔵庫のスペース | 横幅・奥行き |
この他にも、家の構造に寄ってはキッチン、洗面所、トイレ内、リビングルームのサイズなどを測る場合もあるでしょう。内見前には置きたい家具や家電をある程度決めておくとイメージが湧きやすくなるはずです。
必要な道具はゆっくり買い揃えるのもいい
頭で考えているうちは、些細な道具でも絶対必要に感じるものです。でも無いなら無いで対策を考え、代用品を探し、いろいろな発見をすることもあります。大げさですが、その工夫一つひとつが自分の経験となって自分を成長させてもくれます。
本当に必要な道具は生活を始めて「あれがあったらな〜」と思ってから探しに行っても間に合います。家具や家電のデザインや機能を吟味し、計画を練って購入する、そういう過程に喜びもあります。
もっと料理の腕を磨きたい・料理好きな方はキッチン用品を増やすなり、ゆっくりくつろげるスペースがほしいなら椅子なり机なりソファなりを揃えればいい……。
一人暮らしはそういった部分を自由に出来るのがメリットなのですから、せっかくなら自分好みに、過ごしやすいようにアレンジしてみてください!
あれこれいろんなものを詰め込んで出来上がった部屋に住むのではなく、手荷物はシンプルにしてゆっくりお気に入りの部屋を作り込んでいく……そんな一人暮らしを楽しむ女性には無駄のないスタイリッシュさが感じられますね。
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