一人暮らしの人にプレゼントを贈るとき、どんなものが喜ばれるのかと悩んだことはありませんか。
家族がいるならみんなで使えるものを選ぶとか、もし本人が必要なくても家族の誰かは気に入ってくれるだろうという予測でプレゼントを用意することもできますが、一人暮らしの人ではそういうわけにはいきません。
大きな傘立てをもらったけれど玄関が狭くて置けないとか、トイレットペーパーカバーをもらったけれどペーパーホルダーは壁に組み込まれていて使えないとか、そんな経験をされた人もいるでしょう。
せっかくのプレゼントですから、気に入ってもらえるものを贈りたいですね。もちろんそれぞれの人に好みはあると思いますが、一人暮らしの人に喜ばれるプレゼントについて、考えてみましょう。
一人暮らしのプレゼントはこんな物が喜ばれる
一人暮らしの人に聞いてみると、消耗品や、場所を取らないものが一番嬉しいようです。
また、一人暮らしを始めるタイミングとして多いのが、東京の大学に通うために上京して一人暮らしというケースでしょう。こういった場合には大学生活の中で有効活用できそうなグッズを送るのがいいでしょう。
トレンドを抑えたアイテムは今後も使ってもらえそうな予感。
普通に生活を送る中で買わなければならないものや、自分ではなかなか買わないような少しお高い消耗品が喜ばれる傾向にあります。
日常生活でよく使う消耗品
消耗品の場合、長く使えるものよりも、短期間だけ使うものが喜ばれます。
洗剤
洗濯洗剤、食器用洗剤、住居洗剤などは、どんな人でも必ず使うものですから、ありすぎて困ることはないはずです。
腐るものでもないですし、重くて運ぶのが面倒な品でもあるので、喜んでもらえるでしょう。
お風呂で使うもの
多少においの好みはあっても、基本的には使ってもらえる消耗品の1つがボディソープや入浴剤です。
お風呂の消耗品は、珍しい物もあったりするのでプレゼントにも最適と言えます。
男女問わずちょっと高級ブランドのボディソープは喜ばれることでしょう。
タオル
いろいろなサイズのタオルがありますが、バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル、どれでも喜ばれることでしょう。
タオルは、汚くなったら雑巾にして使うこともできますから、無駄になりません。タオル系のプレゼントは誕生日プレゼントにも喜ばれるので色々応用できそうですね。
ティッシュ・トイレットペーパー
こんなものをプレゼントに?と思う人もいるかもしれませんが、なんだかんだ一人暮らしだと一番使うものではないでしょうか?
友達や、普段から気を使わない人にプレゼントする場合、サプライズで大げさにラッピングしてあげても面白いかも知れません。
料理好きにはキッチン用品も!
一人暮らしを始めるのにあたって、道具などを揃えるのが大変なのがキッチン周りのもの。料理好きの方であればキッチン用品は少しこだわったものがほしいはず……。
そんな人には「必ず必要なわけではないけど確かにあると便利・料理の幅が広がる」ようなアイテムをプレゼントしてあげてください!
プレゼントするなら食べ物もあり!
プレゼントの中で、一番無難と言えるのが食べ物です。
万が一口に合わなくても、その人が自分の職場に持って行って同僚に配ることもできる為、無駄になることは少ないでしょう。
その中でも、賞味期限の短いもの、生ものを選ぶのはやめましょう。
缶詰・レトルト食品
最近の缶詰・レトルト食品は、味も良くなっていますから、晩御飯で1品足りないときにも重宝もしますし、常食にもなるので便利です。
また、プレゼントの場合はコンビニには売っていないような高級缶詰を選んでもいいですね。
地方のお土産などでも、ご当地名産を使った珍しいレトルト食品を探してみましょう。
お菓子や飲み物
お使い物のような箱入り和洋菓子ではなく、ふだん食べるようなスナック菓子や駄菓子、チョコレートがおすすめです。
お酒好きなら缶ビール、飲まない人なら缶ジュースの詰め合わせもいいですね。
米
お米は田舎から送って来る人もいますから確かめた方が良いですが、基本的には誰もが嬉しいはずです。
一人暮らしの人には、無洗米だとより喜ばれるかも知れません。
やっぱり嬉しい電化製品
誰もが使う電化製品は、贈り物として最適です。「あったら便利だけど、自分では買うほどじゃないぁ。。」と思うような物を貰えたら嬉しいですよね。
ただしすでに持っていたら2つはいらないので、前もって調べておくことも大切です。本人がすでに持っていないか、被らないようにあらかじめ聞いておきましょう!
逆に相手のお気に入りのグッズの色違いや、同じ種類で違う型のもの、セットで使えそうなプレゼントを贈ることも喜ばれるはずですので、良く相手を知る必要があります。
また、大型家電やあまり高級な家電製品は、かえって迷惑となる場合もあるので注意してくださいね。
コーヒーメーカー
一人用から美味しく淹れることができるコーヒーメーカーは、コーヒー好きの人には素晴らしいプレゼントになります。
自分で購入するには二の足を踏んでいる人も、もらえればきっと喜んで使うことでしょう。
その人の部屋のインテリアに調和するように、見た目もオシャレなコーヒーメーカーをプレゼントしてみましょう。
電気ケトル
電気ケトルは、比較的安価で喜ばれるプレゼントです。ガス火もやかんも使うことなくあっという間にお湯を沸かしてくれます。
お湯を沸かすことができればカップ麺やドライ食品などがすぐに食べられますし、ゆで卵などの簡単な調理もできます。
一人暮らしでしたらそんなに容量が大きい必要はなく、保温機能はついていなくても良いでしょう。
体重計
一人暮らしだと生活が不規則になりがちです。そこで相手の健康管理を考えて体重計、または体脂肪計をプレゼントしてみてはどうでしょう。
筋肉量や中性脂肪まで測ってくれる優れものは、誰でも欲しいはずですが高価でなかなか手に入れにくいものです。
プレゼントされたらきっと嬉しいでしょう。ただ、相手が女性の場合は『ダイエットしろ』という意味があるようにとられることもあり得ますから注意しましょう。
時計
置時計や掛け時計、目覚まし時計は、携帯電話やスマートフォンで時間を見てしまうことが多い人でも、部屋に1つあると結構便利だと感じてもらえます。
本人の好みを知った上で、使ってもらえそうなデザインのものを選びましょう。
正直困るプレゼント
逆に、正直もらっても困ってしまうプレゼントもありますね。
「いらない…」とつぶやきたくなるようなアイテムを、プレゼントされた経験を持っている人も多いことでしょう。
貰っても有難迷惑な物って、どんな物があるのでしょうか?
趣味や好みが分かれる物
自分の部屋やファッションには、好みのパターンや色があります。
自分の趣味に合わないものをもらっても、まったく嬉しくないですよね。
部屋に置くものであっても、身に付けるものであっても、絶対に使わないということになってしまいます。あげた瞬間不用品になってしまっては悲し過ぎます。
玄関マット
玄関マットは、一軒家の玄関には良いですが、ワンルームマンションなどでは玄関のサイズが小さくて置けないことがあります。
部屋によっては風呂マットと同じ場所になってしまうこともあります。
さらに、玄関に置くとなれば自分が本当に好きな色やデザインのものを置きたいでしょう。
男性だからダーク系だろうとか、女性なら可愛いの好きだろうと勝手に選んでしまうと、一度も使ってもらえないまま不用品になってしまうかも知れません。
観葉植物
一人暮らしの人に小さな観葉植物を贈ると、喜ばれた時代もありました。
けれども今は、緑が欲しければイミテーションでも素晴らしいクオリティの植物がたくさん安く売られています。
水をあげたり日に当てたり、面倒な手間がかかる生きものは、一人暮らしの人へのプレゼントには向いていません。
縁起が悪い物
縁起をかついだり気にしたりする人は減ってきたと思いますが、まだそういうことを気にしている人もいます。
敏感な方だと、もらった贈り物からなにかメッセージがあるのではないかと、勘違いしてしまう方もいるので、縁起の悪いものは避けるようにしましょう。
下着・肌着・靴下
これらの衣類は貧乏人への施し物という意味合いになるので、贈り物にするべきではありません。
もっとも最近は、ジョークでしゃれっ気のある下着を贈ったり、かわいいデザインの靴下を贈ったりしても、友人なら問題ないとされています。
刃物・尖った鋭利なもの
はさみや包丁などの刃物、またボールペンや万年筆も先端がとがっていて「切る」ものであることから「縁を切る」ことを想像させるため、縁起が悪いと言われています。
くし
くしは「く」は「苦しむ」、「し」は「死」という日本人が嫌う言葉を連想させるため、タブーです。
靴
靴やサンダルなど足にはくものは、贈る相手を「踏みつけてやる」という意味にとられてしまうかも知れないので、避けます。
その他にも、ヨーロッパではせっけんや香水を贈るのは相手を「汚いです」「臭いです」と言っている意味になるのでいけないなど、国ごとの風習も違うので外国人に贈る場合はさらに良く調べることが重要です。
値段が高すぎるもの
プレゼントする人にとって高いのか、される側にとって高いものなのかということも気にするところです。
経済的にアンバランスな2人のプレゼントのやりとりは、特に難しいものがあります。
あまり高価なものを贈ってしまうと、相手がお返しをしなくてはいけないと思ってしまい、負担をかけてしまいます。
相手が20~30代でしたら大抵の相場は、〜10,000円くらい、40代以上の人へ贈る場合は〜20,000円前後でもいいでしょう。
また、相手が学生なのか社会人なのか関係の深さはどのくらいなのか、職業によっても相場やプレゼントの内容は変わってくるでしょう。そこは、様々なケースが考えられるのでリサーチしてみるのも一つの手かもしれません!
男女の場合は高価すぎる贈り物は何かを望んでいるような、「あなたを恋愛対象としてみています」などの誤解を与えてしまうかも知れませんから、高価なものや1点物はやめておきましょう。
一人暮らしのプレゼントは相手に合ったベストな物を選ぼう!
一人暮らしの人へプレゼントを贈る場合、一番大切なポイントは、必ず相手の立場に立って考えるということです。
自分だったら嬉しいかどうかだけではなく、自分が相手だったら、と考えなくてはいけません。
例えば、仕事で毎晩帰りが遅い人であるとか、出張がちな人であるとか、本当に寝るために帰るだけのワンルームに住んでいるとか、そういう要素を良く考えましょう。
そうでないと、せっかくの「好意」と「行為」がまったく無駄になってしまいます。
「お気持ちだけで良かったのに」と、相手から本当にそう思われてしまっては、もったいないことです。
気持ちがしっかり伝わるように、必ず相手に合ったベストな品物を選び、ベストな形でプレゼントしたいものですね。
最悪の場合、Amazonギフトカードでも相手が好きなものを購入できるため、喜ばれるかも……?「祝い金だよ!」と一言つけて渡してあげてください。
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