一人暮らしの部屋はワンルームや1Kなどあまり広い部屋ではありませんから、キッチンは特に狭いケースが多いものです。
狭くて洗い物がしづらい、手の込んだ料理がやりにくい、使いたいものがすぐ近くにない、お洒落なキッチンにするすべもないなど、狭いキッチンに悩んでいる人も多いことでしょう。
そこで、一人暮らしの狭いキッチンでも、スペースを有効的に広く使える方法を画像付きで紹介します。狭くても使い勝手の良い、掃除の行き届いたお洒落なキッチンを実現している人はたくさんいます。ぜひ、参考にしてみましょう!
壁を有効に使ってスペースを確保
壁は貴重な収納スペースです。壁を有効に使わない手はありません。ではどうやって垂直な壁にものを収納するというのでしょうか。
コンロ横にワイヤーラックを
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狭いキッチンでは、唯一有効利用できるのは壁面です。コンロの横の壁は、普通、コンロと10~20cmほど離れていますので、ここを利用しない手はありませんね。
ワイヤーパネル、メッシュパネルなどと呼ばれる、縦横にワイヤーが張られているものは、両サイドに突っ張り棒がついているタイプもありますし、吊るして使うなら100均のものでも十分です。
S字フックや棚を使って好きなようにレイアウトできることも見逃せません。壁面は手の届く限り天井に近いところまで収納に使うこともできるため、見た目よりも収納力のある方法です。
D.I.Y.で棚を作る
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こちらはもう少し手の込んだものですが、D.I.Y.が好きな人なら比較的簡単に作ることができるでしょう。出来合いの棚やボックスを利用しても良いですね。キッチンの近くの壁にお洒落な棚を作ります。
かなり重いものでも置くことができますし、調味料や調理器具を置くだけでなく、趣味のものを並べたりして飾り棚としても使えます。
写真のような計量スプーンとスプーン掛けのように、実用とお洒落を兼ねて楽しいデザインのものを掛ければとても趣味の良いキッチンを演出できるでしょう。
ここまで手の込んだものでなくても、もっと簡単に突っ張り棒やプラスチックの箱を壁に固定するなど、工夫次第で安上がりに壁面収納を作り上げることは可能です。
ラックの賢い利用法
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こちらはIHヒーター横にスペースがないので、少し高い位置に調味料ラックと調理器具を掛けています。狭いキッチンですが、上手に収納場所を確保しています。
調味料はあまり欲張らず、必要最低限のものだけにすると、よりスッキリします。いつも使うものをすぐ手が届くところに掛けるととても便利ですね。
S字フックをわざとカラフルなものにしている人もいます。お料理メモやカードを洗濯ばさみで止めたり、装飾を施しても個性を出すことができるでしょう。
シンク下を広く使うアイデア
シンクの下は大きなスペースです。ここを有効に使えば、キッチンはかなり広く使えます。
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押し入れやクローゼットで使うような棚をシンク下にセットしています。高さや幅を自由に変えられるので、置くものが変われば形を変えて収納することもできます。
米びつもぴったり入りました。ふだんの食器やカトラリー類も収まっていますから、キッチンのまわりにごちゃごちゃ置かなくて済みますね。食器棚がいらなくなるかも知れません。
シンク下の収納を減らして使い易く
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シンク下に突っ張り棒やラックを並べて収納に使っていたのを、不要なものを置かないようにした例です。買い置きが多いと収納場所が必要になりますから、その都度買うようにして保管場所もいらなくしています。
確かに一人暮らしならたくさんの買い置きは必要ありません。逆の発想をして、収納しなければならないものを減らすことで、収納場所を確保することができます。
シンク下ではありませんが、自分でプラスチック引き出しを並べて収納コーナーを作ったところに、ワイヤーラックを下げてラップ類を入れています。
すぐ使いたいものは、すぐ手が届く場所にしまうことが大切です。これなら見た目も気にならず、機能的で賢い収納と言えるでしょう。
意外なところに見せる収納ができる
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小さい収納ワゴンをひとつ置いて、必要なものをシンプルに置いています。ワゴンの良いところは、邪魔なときは簡単に移動できることです。移動したとき倒れないように高さのある容器をワゴンにセットして、その中にビンなどを入れています。
一人暮らしの家は、玄関から見えるところにキッチンがある場合、キッチンが廊下にある場合が多いと思います。そんなときに移動できる収納は適しています。
ひとつで足りないときは、大きなワゴンを置くのではなく小さいものを2つ並べた方が収まりも良く、移動も楽です。
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こちらもスリムなワゴンを利用していますが、炊飯器やポットを置いています。コンセントをつなぐ家電を置いた場合は、少しの移動なら可能ですが、ワゴンを別の部屋へ持って行こうと思うといったんコンセントを抜かなければなりません。
ですからあまり移動しないワゴンになります。けれどもこの程度のスリムなものなら、邪魔にもならずあまり生活感も出さずに済むでしょう。
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キッチンの小さいシンクの上は、水切りカゴを兼ねた棚として使えます。このように、見えるところに収納していることを意識して、食器の数は必要最低限にし、スッキリ片付けると良いでしょう。
サイドの壁にも同色の格子のラックをつけています。ここには鍋やフライパンなどの調理器具を掛けても良いですね。
典型的なワンルームマンションのキッチン収納の、お手本になる方法と言えるでしょう。余計なものは置かない、隠さない、普通に見せる収納になっています。
これはキッチン用の、自立できるスリムなパネルラックを置いたものです。とてもシンプルで実用面を重視した、一人暮らしにぴったりなデザインになっています。
鍋やフライ返しなど普通なら隠すものも、掛けておけばすぐに使えます。見た目も決して収納できないものをやむを得ず置いているというふうではなく、洗練された感じがしますね。
システムラックに炊飯器などの家電や食器、調味料や食材などすべてを収納して見せている例です。小型の冷蔵庫も収まっていてかわいらしいですね。このラックに、キッチンで必要なものは全て乗っています。
置く場所はキッチンからそんなに離れていない場所なら、リビングでも構いません。ポットや電子レンジ、フードプロセッサー、コーヒーメーカーなど自慢の家電も並んでいます。「コーヒー飲む?」といった会話も聞こえてきそうです。
カラフルなラックを使えば楽しい雰囲気にもなりそうですが、キッチン周りは比較的単色のものを並べた方が落ち着きます。リビングのインテリア化と思ったらキッチンラックだった、というくらいがちょうど良いのです。
一人暮らしのキッチンを広く使って快適な毎日を!
一人暮らしでしたら、毎日三食、それほど多くの手の込んだ料理をつくることはないかも知れません。けれども友人を家に招いたときや、週末に下ごしらえをまとめてやったり作り置きの料理を作ったりするなど、長い時間キッチンに立つ機会もあるでしょう。
友人や彼氏・彼女と並んで料理を作る機会もいつあるかわかりません。そんなとき、誰に見せても恥ずかしくない、使いやすそうに整頓されたキッチンなら、一緒に立つことが楽しくなるはずです。
見てきてわかったように、キッチン収納法には収納したいもののも関係してきます。ものが多過ぎるなら、少し処分もしてみましょう。必要最低限の調理器具に絞った方が、結局使い易くてしかも十分であることに気が付くでしょう。
今回ご紹介したキッチン収納を見てみても分かる通り、キッチン周りの環境は人それぞれなため、自分の家の構造や料理をする際に必要な調味料、料理器具によっても収納方法などは変わってきます。
Instagramには今回紹介したもの以外にも多くのキッチン収納の投稿がされており、その中から自宅の環境と似たキッチン、自分の好みに合ったデザインを真似したり、自分のアイデアなどを追加することで個性あふれるキッチンを作ることができるでしょう。
最初は狭く、使い辛かったキッチンもちょっとした工夫で使いやすくなり、料理をする際も今まで以上に楽しくなること間違いなしです!
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