一人暮らしで体験した怖い話…防犯対策と普段の心がけで恐怖を取り除こう!

一人暮らしで手に入れた自分のお城。寝たいときに寝て、食べたいときに食べて、出かけたいときに出かける……。誰に何を意見されることもなく、自分の思うようにのびのび過ごせる空間って、本当に素晴らしいものです!

ただし、「一人で暮らす」というのは、時に心細いもの。家に自分以外の人がいてくれる、ということは、実は最高のセキュリティシステムかもしれません!

一人暮らしは、自分で自分の生活に責任を持たなければならないものです。

時には想定外の出来事に出くわすこともあるでしょう。想定外の事態にどう立ち向かえるか、そして、想定外の事態が起こるのをどう回避するか、それは一人暮らしをする以上、考えておかなければならない課題の一つなのです。

「そんなこと起こるはずない」「私には関係ない」……そうやって、逃げないで。

一人の生活を楽しむために、普段から心がけておかなければならないことがあるはずです。

一人暮らしの女性にありがちな怖い体験エピソード

では、実際に一人暮らしの女性に起こり得る危険な出来事を具体的なエピソードとともに考えてみましょう。

1.不審者に悩まされる

普段の生活の中で、「あれ、あの人、何か変……」と思うような人に出会ってしまうことは、誰しも経験がありますよね。

夜道で一定の距離をあけてついてこられたことがある。
向こうから歩いてきた人が突然体に触れようとしてきた。

程度の差はあるかもしれませんが、そんな怖い思いをしたことがある女性は多いと思います。

また、家までついてこられたことがあるというケースや、家を覗かれたことがあるというケースなど、継続的に怖い思いをするケースもあるようです。

2.しつこいセールスや勧誘がやってくる

最近はオートロックのマンションも多いので、玄関先で強引に話し込まれるというケースは減ってきているようですが、それでも、突然のセールスや勧誘というのは後を絶ちません

外付けのインターホンで断ってしまえばよいのですが、うっかり玄関を開けてしまって、なかなか断れず困ってしまった経験がある人も少なくないようです。

3.地震や台風などの災害時

一人暮らしで困るのは、災害時だという声もよく聞きます。やはり、「一人」というのは心細いもの。

特に災害時は電気やガスが止まってしまうことも少なくありません。スマホの電源が切れて、充電もできず、情報が入ってこなくなることも。

台風などある程度予測できる災害もありますが、地震など、突然やってくる災害に対しては、対処は一層難しくなりますね

4.近隣のトラブルに巻き込まれる

家というのは、実際に住んでみて初めて分かるということも多いもの。特に、隣近所の人たちがどのような人たちなのか、というのは入居してみないと分からないことが多いです。

夜中の騒音、ゴミをため込んでいることによる悪臭や害虫発生など、トラブルは色々ですが、苦情の伝え先や伝え方にも悩まされるものです。

伝え方によっては、逆恨みされて、怖い思いをするケースもあります。気を付けたいですね。

女性が安心して一人で暮らせる物件とは?

安全に一人暮らしをするにあたって、まず大切なのは、一人暮らしでも安心できる物件を探すこと。一人暮らしの女性が物件を探すときに、気を付けるべき点とは一体どんなことでしょうか。

1.2階以上の部屋を選ぶ

不審者に侵入されたり、覗かれたりという危険性が高いのは、やはり1階。特に女性が一人暮らしをするなら、やはり2階以上の物件を選びましょう。

2.オートロック・インターホン付きの物件を選ぶ

一人暮らしでもオートロックがあれば、住人以外は自由に出入りすることが難しくなります。

また、インターホンがあれば、ある程度、そこで来訪者を選別できます。勧誘やセールスなどは、そこでシャットアウトすればよいのです。

3.セキュリティのしっかりした物件を選ぶ

一人暮らしなら、セキュリティにも注目しましょう。

できるだけ管理人が常駐している物件が望ましいですが、それが難しいなら、できるだけ多くの時間、管理人がいる物件がおススメ。管理人の出勤曜日・時間をチェックしましょう。

また防犯カメラが設置されているかどうかも大切です。防犯カメラは、その存在自体が犯罪の抑止力になるからです。誰でも防犯カメラに写るかもしれない状況で犯罪を起こしたくはないですよね。

4.階段のそばの部屋、角部屋は避ける

階段のそばにある部屋、また、角部屋も、不審者や空き巣の侵入を許しやすい環境です。2階以上に住むとしても、それらの部屋はできるだけ避けるようにしましょう。

5.より防犯性の高い鍵を使用している物件を選ぶ

ワンロックよりは、もちろんツーロックのドアの方がより安全性は高まります。できるだけツーロック形式のドアを採用している物件が良いです。ピッキングなどの不正開錠がされにくい鍵なのかどうかも確認が必要ですね。

また、最近では、スマホアプリを利用した「スマートロック」の利用者も増えています。

スマホにアプリをダウンロードし、本体をドアに貼りつけるだけでよいものと、本体を取り付けるのに工事が必要なものがありますが、いずれも操作は簡単です。

鍵の開け閉めが楽になるだけでなく、オートロック機能を使えば自動で鍵を閉められますし、スマホですから勝手に合鍵を作られることもなく、開閉履歴も残るので安全性が高まりますよ。

6.「地域の目」がある場所を選ぶ

子育て世帯が多い地域を選ぶというのも一つの方法です。

単身者や学生が多く住む地域よりも、ファミリーが多い地域の方が、地域の見守りの目がたくさんある、ということも事実。子育て世帯が多く住む地域は、全体的に安全に対しての意識が高い傾向にあります。

また、自分が住もうと思っている物件がある地域がどんな場所かをきちんと確かめるということも大切です。朝、昼、夕方、夜とで、雰囲気が異なる地域もあります。何度か時間帯を変えて、住む地域の雰囲気を確かめておくようにしましょう。

一人暮らしの女性が注意すべきNG行動とは?

いくら安全な物件を選んでも、そこに住む「人」の防犯意識が低ければ、その効果は半減します。普段の何気ない行動が、実は危険を招くNG行動なのです!

NG行動その1.窓を開け放す、玄関のカギを閉め忘れる

これらは、一人暮らしの女性が最もやってはいけない二大行動です。一階ではないから、と外出するときや、就寝時に窓を開け放すのは危険なこと。また、玄関の鍵も出かけるときには、必ず施錠するくせをつけましょう。

NG行動その2.女性ものの洋服や下着を外干しする

洗濯物はやはり太陽に当てたいものですが、女性ものの洋服や下着を外干しするのは危険です。「女性がここに住んでいますよ」と教えているようなものですし、下着泥棒をされる危険性もあります。できるだけ、部屋干しするよう心がけましょう。

NG行動その3.いつも決まったパターンで行動する

仕事やバイト、学校帰りの行き帰りの時間や道筋が決まっているというのも危険です。行動パターンがわかりやすいと、空き巣にも狙われやすいですし、不審者に付け狙われるリスクも高まるというもの。気を付けて行動しましょう。

NG行動その4.イヤホンをして音楽を聴きながら道を歩く

これは、もっともやってしまいがちな行動ですね。イヤホンから流れる音楽に集中してしまって、迫る危険に気付かないということがあります。自転車のベルや、自動車が近づいてくる気配にも気が付かないで、事故に巻き込まれてしまうということもあります。

同様の理由で、歩きながらスマホで会話をするというのも危険ですね。

NG行動その5.お酒に酔って帰宅する

お酒に酔って帰宅するのも、危ない行動。足元がふらついた状態で外を歩くというのは無防備すぎます。ただでさえ女性は非力なのですから、外に出るときには、周りに気を配り、きちんと危険を察知できる状態でいることが大切ですね。

女性が一人暮らしをする上で取るべき防犯対策とは?

それでは、女性が一人暮らしをするにあたって、今日からでも実践できる防犯対策を考えてみましょう。

1.防犯グッズを使う

最近では、家に設置できる色々な防犯グッズが売られています。

窓を少し開けた状態でもロックできる、防犯補助錠。ガラスの打ち破りを防止する防犯フィルム。人の出入りを察知して光るセンサーライト。どれも簡単に取り付けられますよ。

防犯ブザーを常に持ち歩くのもおススメです。一見するとキーホルダーのようなかわいいものもたくさんあるので、「いかにも」という感じではなく、自然に持ち歩くことができるのがうれしいですね。

2.遮光カーテンに変える

住む人が今、家にいるかどうかがすぐにわかってしまうのが、窓明かり。外から見て「今、家にいないな」「今、家に帰ってきたな」と悟られてしまうのは怖いですね。遮光カーテンを使って、窓からもれる光をさえぎりましょう。

遮光カーテンは、ある程度、熱をさえぎってくれる効果もあるので、暑さ対策にもおススメですよ。

3.鍵を変える、新たに鍵を設置する

より防犯性の高い鍵に取り替えるというのも良い防犯対策になります。思い切って、鍵を取り替えてみるのもいいですね。賃貸などで取り替えるのが難しい場合は、補助錠を設置することもできますよ。

4.人通りの多い道を通るよう心がける

近道だからといって、人通りの少ない道を歩くことはやめましょう。特に帰宅が夜になる場合は、大通りや人通りの多い道を歩くように心がけると良いですね。

5.予見されやすい行動パターンを避ける

いつも一定の時間に帰宅する、公共料金の支払いをいつも同じコンビニで支払う、土日の夜はいつも家にいない、など、予見されやすい行動パターンは、空き巣や不審者に狙われるもとになります。パターン化した行動は控えましょう

6.同居人がいるかのように振る舞う

外出時、帰宅時に、中に同居人がいるかのようにあいさつをしましょう。また、洗濯物をどうしても外に干したいときには、男物の洋服や下着を一緒に干すのもおススメです。一人暮らしを悟られないような行動をとるようにしましょう。

7.エレベーターは一人で乗るようにする

エレベーターは密室の空間。居住者だけが乗っているとは限らないので、なるべく一人で乗るように心がけましょう。万が一、知らない人と同乗した場合には、すぐに出られるように、ドアに近いところに立つようにすると良いですね。

一人暮らしを楽しく、安全に。怖い思いをしないように、トラブルは未然に防ごう!

一人暮らしには危険がいっぱい。一度、怖い思いをしてしまうとトラウマになってしまいかねません。怖い思いをしないように、起こり得るトラブルを想定して、回避するように努力することが大切です。

ニュースで報道されている怖いトラブルは、決して対岸の火事ではありません。「関係ない」と思わずに、それらのトラブルは、自分の身の周りに起こってもおかしくない出来事ばかりだと自覚しましょう。

物件選び、普段の行動、防犯対策……自分で工夫できることはいくつもあるはず。

一人暮らしでは特に、自分の身は自分で守る、という意識を強く持たなければなりません。

自分の身を守るために、「今日からできること」を探しましょう。日々のちょっとした心がけを大切に、毎日を過ごしてくださいね。

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