一人暮らしの洗濯、どうしてる? 部屋干しにオススメの場所とコツ

一人暮らしの洗濯ってみんなどうしているのでしょう。クリーニングに出したり、コインランドリーを活用しているのでしょうか。お金に余裕があればそれもいいのですが無理な場合、洗濯は一人暮らしで最も課題となるもののひとつです。

一人暮らしの洗濯量は毎日するには少なすぎて、週末にまとめると多すぎます。2〜3日に一度のペースぐらいが丁度いいですよね。でも洗濯をした日に限って、急に雨が降って洗濯物が全滅するということもよくある話です。

一人暮らしの洗濯、どうしてる?


朝出かけたら夜まで帰らないことも多い一人暮らし。朝に洗濯しても一日留守にして外に干しっぱなしというのも気が進みませんね。どうしても部屋干しをすることになってしまいますが、いくつか問題があります。

外に干すのは危険です

どの時間帯に洗濯をしようとも、洗濯物を外に干すのはちょっと待ってください。洗濯物でその部屋の住人が女性であること、一人暮らしであることがすぐに分かってしまいます。多くの空き巣や下着泥棒などはそういう情報で動いていることが多いそうです。

だから部屋干し、だけど……

部屋干しで気になるのは、やはり生乾きの臭いです。乾いているときは無臭でも、衣服に汗や湿気で水分を含みだすとプーンとするイヤな臭い……経験ある方も多いのではないでしょうか。

部屋干しした時の生乾き臭対策のポイント


生乾きの臭いは一度ついたらなかなか取れません。何度洗濯してもすぐに復活してくるのです。そんなしぶとい生乾きの臭いを抑える方法をいくつかご紹介します。と、その前にそもそもこのイヤな生乾きの臭い、どうして発生するのかご存知ですか。

生乾きの臭いが発生する理由

生乾きの臭いは、人の肌や新しい服にもごく普通についている「モラクセラ真正細菌」が増殖するときに「4メチル3ヘキセン酸」という特異臭をもった雑菌をつくりだすのが原因であると科学的に証明されています。

4メチル3ヘキセン酸はモラクセラ真正細菌が分解するのに適度な温度、湿度、皮脂汚れなど菌が繁殖するのに十分な条件が揃っていれば、急激に増殖します。モラクセラ真正細菌は分解しなければ臭いません。

生乾き臭を防ぐ洗濯方法

洗濯が終わったらすぐに干す習慣を

生乾き臭が発生する一番の理由は、洗濯が終わった後すぐに干さず放置していることです。濡れたままの洗濯物が洗濯機の中で蒸れて雑菌が繁殖するのです。すぐに干してしまえば、雑菌の繁殖はほぼ防ぐことができます。

一日着た服は早めに洗いましょう

一日着た服は見た目に汚れていないと言っても目に見えない汗や皮脂汚れがついています。そのまま洗濯しないでいると雑菌はどんどん繁殖していきます。洗わないまま着た衣服の脇の部分や背中だけ生乾きの臭いが出てくることがありませんか。

洗濯物を洗濯機へ放り込まないで

洗濯機を回すまで洗濯物は別のカゴに入れておきましょう。カゴは通気性も良いので菌の増殖環境を作りにくくします。濡れたものや汚れた物がくっついて洗濯槽に入っていたら、蒸れて雑菌が繁殖し放題です。

一回の洗剤・洗濯量を守りましょう

まとめ洗いをしようと洗濯物をギュウギュウに詰め込んで洗濯機をまわしていませんか? 汚れも取れないし、雑菌も残りやすいので注意が必要です。また、洗剤の量も多すぎると衣服に残って臭いの原因となりますので気をつけましょう。

洗濯槽の掃除をマメに

洗濯槽のくずとりネットのゴミを放置していませんか。洗濯槽の中は湿気とホコリ、通気性の悪さから菌が繁殖しやすい状況です。時々は洗濯槽のクリーナーで掃除をし、洗濯槽のフタはいつも開けて蒸れないようするのがいいですね。

部屋干しをするなら工夫を

洗濯物同士がくっつかないように干すなど工夫をしましょう。部屋干しは日光や風に当たりにくいので乾きが遅く、雑菌が増えやすくなります。厚手のバスタオルやトレーナーなどは要注意ですね。

部屋干しで早く乾かすコツ

部屋干しであっても日の当たる場所に干す

同じ部屋干しでも、日光が当たる場所に干すのとそうでないのとでは随分差が出てきます。窓越しにでも日光が当たると乾きも早く、殺菌効果も期待できますよ。

扇風機の風を当てる

ベランダが北向きで日が当たらなくても風で乾きます。部屋干しだってエアコンや扇風機の風を当てれば乾くのはとても早くなります。

湿気を取る

除湿器のランドリーモードやエアコンのドライモードを使うのもいいですね。タイマーにして出掛ければ、帰ったときに部屋の中もカラッとしていて気持ちよく過ごせます。

乾燥機を使う

最近は乾燥機能がついた洗濯機も多く出回っていますよね。そのまま乾燥すると電気代が高くついてしまうので、一旦部屋干しをして7〜8割乾いた洗濯物を乾燥機にかけると短時間でもふわっと仕上がります。

部屋干しするのにオススメの場所


部屋干しをするときって、どうしても部屋の中の広くあいている空間を探してしまいます。部屋の真ん中やリビングといったところにすぐ目がいってしまうのです。でも部屋の真ん中に干すと、部屋中に湿気が広がってしまう可能性があります。

一番のオススメは浴室!

一番乾きがいいところ、それは浴室です。ほとんどの浴室には窓や換気扇がついていて、乾燥させるには最適な場所です。浴室は人目にもつきにくいので、急な来客にあわてて洗濯物を片付けなくても見られる心配がありません。

キッチン・洗面所もおすすめ

キッチンや洗面所にも小さな換気扇がついていますよね。浴室に干しきれなかった洗濯物や小物など、突っ張り棒をうまく利用して換気扇の近くに干しましょう。

部屋干しするのに避けたい場所

日の当たる窓ぎわに干すのが良いからと、カーテンレールに洗濯物を干してしまってはいけません。「日の当たる窓ぎわ」はあくまでハンガーラックや室内用の物干し台を窓の側に置いて干す場合のことです。

カーテンレールに干してはいけない理由には、窓や壁に洗濯物がくっついて乾きにくいこと、重みでレールが曲がってしまうこと、カーテンに洗濯物の水分がついてカビの原因になってしまうことなどが挙げられます。

部屋干しに便利なグッズをご紹介!

部屋干しを避けられないなら、ニオイ対策に徹底するしかありませんよね。ニオイがつく前にできること、ニオイがついてしまった後に助けてくれるグッズをいくつかご紹介します。

予防に抗菌機能の洗濯洗剤を使う

洗濯槽の菌を分解、除去することにより洗濯中の衣類に菌が付着するのを抑える防御型洗濯洗剤です。衣類の菌の増殖を防いで防臭効果を発揮してくれます。

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洗濯槽クリーナーでいつも清潔に

そもそも洗濯槽にカビや菌がなければ、菌の繁殖はずいぶん抑えられます。洗濯槽の裏側やくずとりネットもしっかり除菌してくれるので定期的に利用したいですね。

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ついてしまった臭いには酸素系漂白剤を使う

色柄物にも安心な酸素系漂白剤なら、洗濯物を分けて洗ったりする手間も省けて助かります。毎日の汚れや蓄積臭、部屋干しの生乾きの臭いにも有効なのがうれしいですね。同じ漂白剤でも塩素系の漂白剤は使用法をよく読んで注意して使ってください。

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スチームアイロンで殺菌する

スチームアイロンに適した生地に限ってですが、高温のスチームアイロンがけは嫌なニオイの元をしっかり殺菌してくれるのでおすすめです。しわも伸びて一石二鳥です。

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布用除菌スプレー

生乾きの臭いがする衣類に布製品の除菌・消臭スプレーをしっかりスプレーすると効果があるとされています。ちょっとスプレーしたくらいでは難しいようですが、どうしても急ぎで臭いを消したいときには役立ちそうです。

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部屋干し対策もいいけれど、やっぱり太陽殺菌が一番

生乾きのあのニオイがどういう原因で発生するのか、どういう状況が菌の増殖環境をつくるのかがよくわかりました。洗っても、洗っても復活してくるしぶとい臭いにうんざりしていましたが、なんとか解決への糸口が見つかりそうですね。

部屋干しの問題は一人暮らしに限ったことではありません。毎日雨が続く梅雨時などは、どの家庭でも悩みの種となっています。カラッと晴れた洗濯日和の休日には思い切って外に干して、太陽の光をいっぱい当てて乾かしたいものです。

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