初めて就職したときから毎月いくらか家にお金を入れたりしていましたか?積み立てをしていましたか?実家暮らしの段階で貯蓄の習慣がついていれば毎月の貯金を続けられるかもしれません。
けれども実際に一人暮らしを始めてみるとその出費の多さに驚きます。家賃、水道・光熱費、食費など、今まで親が負担してくれていた分を自分の給料で賄わなければならないのです。
学生の頃からお金遣いの荒かった人は社会人になってもそのままですし、逆にしっかりと貯金できていた方は大人になってからも計画性を持って貯金できるでしょう。しかし、子供の頃からお金の管理が杜撰だったからと言ってそのまま甘えているわけには行きません。
様々な生活費を考慮した上でさらに貯金をするというのは可能なのでしょうか。
一人暮らししている人の平均貯蓄額って?
一人暮らしをしている人は一体どのくらいの貯金をしているのでしょうか。そこで、1都3県(東京・千葉・埼玉・神奈川)の賃貸住宅で一人暮らしの20~39歳にお金事情のアンケート調査を行いました。結果は下記の通りです。
世代別 | 1ヶ月の平均貯蓄額 | ||
全体 | 31,700円 | 36,900円 | 26,600円 |
20代 | 30,500円 | 31,200円 | 30,200円 |
30代 | 32,000円 | 37,800円 | 25,300円 |
年収別 | 1ヶ月の平均貯蓄額 |
250万円未満 | 9,700円 |
250〜300万円 | 20,600円 |
300〜350万円 | 30,000円 |
(SUUMOジャーナル編集部調べ)
これは、ごく一般的な20代30代の所得者層にターゲットが絞られているので、身近で分かりやすいですね。この結果を見て、自分の現状と照らし合わせ一ヶ月の貯蓄金額を決定する目安にしてみましょう。
一人暮らしをすると貯金ができなくなる人の6つの特徴
なぜかいつも月末にはスッカラカンになってしまう、給料日がくるのを首を長ーくして待っている、という症状はありませんか?貯金をしたい気持ちはあるのにお金は全然残ってくれない……貯金ができなくなる人の習慣とはどういうものでしょうか。
コンビニに行くのが習慣になっている
24時間年中無休のコンビニは何でも揃う何でも屋さんです。
便利だからと電気料金の支払いのついでにお菓子を買い、ホームセンターの電池は安いのに面倒だからと近いコンビニで高い買い物、そしてついでにビールまで……ついで買いを狙われています。
固定出費が多い
おしゃれなデザイナーズマンションに住んだり、携帯電話の料金が高すぎたり……と月々の固定出費がかさむと貯金どころか、生活さえ苦しくなってしまうことになります。
お給料に見合った生活を心がけることと、自分に対する制限をかけなければなりませんね。
用途不明のお金が多い
あれれ?いつの間にかお財布の中身が少ない!ということがよくあると、ちょっと危険信号です。
「いつの間にか」というのは何にいくら使ったかということがまったく把握できていない状態です。小遣い帳レベルでもいいので使った内訳を明確にさせましょう。
残ったお金を貯金する考えがない
「今月は5万円も残ったから、欲しかったあのバッグを買っちゃおう!」
残ったお金をご褒美にばかりまわしてばかりいると、いつまでたっても貯金はできませんね。思いつきばったりで使い切っていると必要なときにピンチを迎えるかもしれません。
夜を一人で過ごすことが嫌い
部屋で一人、寂しく夜ご飯を食べるのは……やっぱりイヤ!と言っては一緒に食べてくれる人を探してしまいます。外食や飲み会はほどほどにしないと、エンゲル係数が高くなりすぎて家計を圧迫してしまいます。
休みの日はまだしも、仕事の日くらいは素直にお家に帰ってゆっくり休んでください。
生活費用の口座と貯金用の口座を分けていない
昔は一つの銀行でいくつも口座を作ることができましたが、最近は一銀行一口座が基本なようです。
だからといって普通口座一つで出し入れも貯金もということになると、貯蓄に対するモチベーションも上がらず失敗に終わることになりやすいのです。
一人暮らしでも貯金をできるようにする為には?
いくら貯金をしなくちゃならないからといっても、あまりにもキツキツな生活では精神が疲れてしまいます。何でもかんでも節約するという方向性はやめて、ムダを削るといういわば断捨離的な感覚で節約するのはいかがでしょう。
ランニングコストを抑える
例えば家賃は引っ越しでもしない限り値段が下がるものではありません。それも毎月決まって出て行く出費ですから高すぎるようなら引っ越しを検討した方が賢明でしょう。
光熱費もちょっとした電気のつけっぱなしや、水の出しっ放しに気をつければコストダウンできます。トイレの小レバーを常用するのもいいですね。
食費・交際費を抑える
外食はやっぱり高くつきますよね。お昼ご飯だけは必ずお弁当を作って持参するとか、夜ご飯は友達を家に呼んで鍋物をするとか、あの手この手を使って自分を自炊へ引っ張り込んでみましょう。やり始めると意外に楽しいものです。
お財布にお金をたくさん入れない
お金がないのに大きな買い物をすることはないですよね。初めから財布のひもを締める感覚で、どうしても欲しいもの意外は諦めることができる環境づくりをしておくという方法がおすすめです。
自宅周辺の土地を把握しておく
これは一見節約や貯金とは何の関係もないように思えますが、実際には自宅周辺の土地、コンビニやスーパーがどこにあるのかなどを把握しておくことは余計なものを買わないようにするための工夫に繋がります。
また、 今月は厳しいからあのスーパーに行こうとか、少し歩いたところに安い八百屋さんがあったとかその時その時に応じて臨機応変に対応できます。
一人暮らしでも貯金をできるようにする為には?
突然のケガや病気で働けなくなったときに、まったく貯金がないというのは不安です。一人暮らしの場合は特に頼れる人がそばにいないので、お金で解決しなければならないことが多くなります。そんな時のために日々の貯金が必要になってきます。
貯金をするということは普段の生活のどこかを切り詰めていく必要がありますが、それも工夫次第で何とかなるものです。締めるところは締めて、使うところは使うといったメリハリのある生活でストレスを溜めずお金を貯めましょう!
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