部屋探しをしていると、6畳ってよく出てきますよね。何となく6畳の広さがどのくらいなのか想像がつきますか?
単純に畳の数を数えて、6枚なら6畳、4枚と半分なら4畳半と子どもでもわかるものでしたが、このごろは和室も減って部屋を見ただけでは何畳あるのかわからなくなってきましたね。
分譲マンションのシミュレーション例としてよく見かけますが、6畳部屋は子どもが二人で使うのに丁度いいくらいの部屋のサイズです。
本記事では狭いと言われる6畳を少しでも広く、快適に過ごせる部屋作りのヒントをご紹介します。
6畳の広さはどれくらい?
平均的な畳は約180×90センチで約1.6平方メートル、それが6枚で約9.6平方メートル、これが6畳の広さです。この数字がわかっていると、物件情報を見る時に目安となって役に立ちます。
畳のサイズは地域によって微妙に違っているので同じ6畳の部屋と言っても、比べてみると多少は広く、または狭く感じる場合があるでしょう。
6畳の部屋を感覚的に言うと、広くもなければ狭くもないといったところでしょうか。意外にひとりで使う部屋のサイズとしては、使いやすい広さかもしれません。
6畳の部屋で快適に暮らすためのポイント
初めての一人暮らしだと、どんな生活になるか見えてきませんよね。6畳の部屋で快適に暮らすために知っておいた方がいいポイントを3つあげてみました。
1.生活に必要なものは何か
部屋が狭いと当然、入れられるものの量は決まってきます。何でもあれば便利ですが、本当に生活に必要か必要でないかを厳選していきましょう。
家具選びは実際に住む部屋をきちんと測ってから用意するのが賢明ですが、部屋によっては用意しなくてもいいものもあります。
2.部屋の元々の設備
部屋のサイズは狭くても、設備が良い物件もあります。エアコンがついている部屋なら冷暖房の心配はいらないし、小さくても冷蔵庫がついていたら助かりますよね。
逆に設備がないために買い足さなくてはならないものもあります。例えばキッチンのコンロを、クローゼットがなければ収納家具を用意しなければなりません。
設備の整ったマンションは少し家賃が高い場合もありますが、すべてを自分で用意することを考えるととっても助かるものです。
3.一生住むわけではない
6畳の部屋はとても安価ですが、初めて一人暮らしをしようとする場合には結構迷ったりしますよね。
でも、本当のところは住んでみなければわかりません。住んでみて初めて必要なことやものが見えてくるものです。
だからあまり深く考えずに自分の思う、いくつかの条件に叶っていたら住んでみましょう。いつでも引っ越せると思えばあまり深刻にはなりません。
狭い部屋でも広く見せるコツがある
広い部屋でも狭く見えることがあるように、狭い部屋でも広く見せることが可能です。ここでは実際には広くないけれど、広く見せるコツをお伝えしたいと思います。
明るい色を取り入れる
白い壁の部屋なら、白っぽい家具を入れると壁と同化して重量感を感じません。もし床の色が濃い茶色だったら、白っぽいラグを敷くと良いでしょう。
やっぱり白は膨張色、光も反射してふわっと広がって見えやすいのです。
でも全て同じ色味の白で揃えると平面的になるので、アイボリ一や淡いカラーを使って立体感を出すと、陰影がついて奥行きを感じる部屋になります。
視線が奥まで通る「抜け」を作る
部屋の床は、一般的に部屋の長手の方向に向けてフローリングを貼っていきます。
それは部屋が広く見える効果を狙ったものですが、さらに部屋に入った時に視界が開けて、奥まで抜けて見えると広い印象を与えます。
大きな家具は目に入りにくい入り口付近の壁などに置いて、奥にスペースを見せると広い部屋と錯覚します。また、低めの家具を選んで空間を圧迫しないようにするのもいいですよ。
鏡を利用する
大きめの鏡を壁につけるだけで、広々見えるマジック効果です!
姿見をタテに置くのも良いのですが、腰よりも上の位置でヨコにつけるのも良いですよ。鏡は光を反射するので、部屋も明かるくなって一石二鳥です。
鏡が無理な場合は、軽くていいので面積の大きい額などを飾るのも、鏡と同じ効果を発揮します。
常に整理整頓をする
どんなギミックを使っても、片づいていない部屋では良い効果は得られません。
実際に部屋はモノがない時が一番広く見えるのですから、片づけ、整理整頓はどんな部屋でも必須ですね。
狭い部屋を魅力的にするレイアウト例
家具の配置やレイアウトでおしゃれに見せる魅力的な部屋を見てみましょう。
ベッドを縦に配列
出典:https://www.instagram.com/p/BwCctimh8G2/
ベッドを縦に置くことで、手前から奥の窓まですっきり縦のラインができ上がります。この縦のラインが部屋を広く見せるポイントです。
ナチュラルな雰囲気で落ち着く空間を作っています。
ベッドを横に配列
出典:https://www.instagram.com/p/BxuHfacAL7h/
ベッドの右側にあるオープンラックは、上部になるほど奥行きが狭くなるタイプなので部屋をワイドに見せてくれる効果があります。
見える床面積は狭いですが、全体的なカラーバランス、家具の高さ、配置の加減で不思議と狭い感じがしないですね。
ミニマルなレイアウト
出典:https://www.instagram.com/p/BxlgKRJADyG/
大きな家具はベッドのみという超シンプルなレイアウトです。何も飾らないから広々として見えます。荷物は最小限に減らしてミニマルな暮らしが実現できている例ですね。
といってもしっかりテレビはあるし、おそらく折りたたみ式のテーブルがテレビの横に立てかけてあります。必要なものはしっかりおさえているけれど、さっぱりとした潔さが感じられる部屋です。
無機質なレイアウト
出典:https://www.instagram.com/p/Bxw0phogV-T/
無機質だけれどモノトーンな部屋ってかっこいいですね。
スチール家具や小物、洋服、布団カバーでも何でも白黒のものって本当に集めやすい!インテリアセンスに自信がなくても何とかなるのが嬉しいですね。
リラックスできるレイアウト
出典:https://www.instagram.com/p/Bw8-MzvAK8_/
難しくベッドルームだの、リビングだのと考えないで、自分が一番リラックスできる部屋のレイアウトです。
ご飯を食べて、くつろいで、そのまま寝ちゃって……というのもいいものです。一人暮らしをしたら、そんな生活も送ってみたかった願望も少しはありますよね。
大人っぽいレイアウト
出典:https://www.instagram.com/p/Bxx6qY2gy-d/
シンプルで大人っぽいインテリアです。ベッドや家具は小さめで機能を重視したシンプルなものを選びます。
タイルカーペットは手入れも楽で、好きな部分にだけ好きなように敷くことができます。グリーンを置いてみたり、ちょっと事務所のような雰囲気がいつも片付けていたくなる感じです。
間仕切りを使ったレイアウト
出典:https://roomclip.jp/photo/DTDv
間仕切りを入り口近くに置いてみたら、間仕切りがワンクッションの役目を果たして部屋の中が落ち着きます。
部屋に入った瞬間には間仕切りの圧迫感を感じますが、オープンラックだと光も通るし風も通ります。
玄関を開けたら丸見えになるワンルームでも安心なレイアウトです。
狭い部屋を魅力的にするレイアウト例
狭い部屋を広く見せるためのコツと魅力的にするレイアウト例をご紹介しましたが、あなたがどんな部屋に住もうともぜひ、いくつかは試してみてほしいですね。
一人で大きな家具を動かすのは大変ですが、ちょっとした工夫ひとつで広さもイメージも大きく変わるのでおもしろいですよ。
それでも何より一番大事なことは、ものを溜め込まないことと、出したものは片付けるといった整理整頓ですね。
片付けられないと嘆いている人も、部屋の一部だけでもいいから、一度は自力できれいに片付けるという成功体験をするべきです。
きれいに片付いて広々と気持ちいい部屋のことをいつも思い出して、一日でもきれいな部屋を継続する努力をしてください。
部屋をきれいにすると、自分の暮らし、生活、全てに自信が出てきます。そしてなにより、気持ちがいいのです。
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