一人暮らしの人に、アイロンは必要でしょうか。そもそも一人暮らしではすべての家事を自分ひとりでやらなければなりません。
毎日キレイに洗濯をして、アイロンをかけたシャツを着て仕事に行く人にとっては、アイロンかけもしなければならないことのひとつですから、性能のいいアイロンをひとつ購入しておいたほうが良いのかも知れません。
けれども、学生や、ブラウスやシャツを着ない人にとって、アイロンは毎日必要なものではありません。
アイロンかけのような作業はできればやりたくないですし、そもそもアイロンなんか持っていなくても特に困りません。
だからと言ってまったく必要ないかというと、仕事やバイトの面接に着て行く服に、せめてえりもとだけでもピシっとアイロンをかけなければならない時もあったりします。
でもアイロンは持っていない。実はそんな場合に使える裏ワザを覚えておけば年に1~2回しかアイロンを使わない人が、アイロンを買う必要はありません。
そもそもアイロンを使うタイミングってある?
アイロンを使うタイミングとはどんなときでしょうか。冠婚葬祭のとき、面接のとき、衣替えで半年ぶりに出してみた服がよれよれだったときでしょうか。
中には、シワになりにくい綿とポリエステルが入ったシャツばかりを持っている人もいるでしょう。
形状記憶シャツも売られています。形崩れがしにくいスカートやズボンもあります。
それでも、どうしてもアイロンの出番はあるものです。ハンカチひとつでも、アイロンをかけなくてはならないときはやってきます。
アイロンの必要性
アイロンはどんな服に使うのでしょうか。すぐに思い浮かぶのは、やはりスーツのえりがピンとしたシャツですね。
男性はもちろんですが女性も、営業や会議のときはきちっとした服を着ていたほうが相手に対して失礼になりません。
けれども、毎日スーツや制服で出勤する仕事ではない人にとっては、アイロンかけは特に必要性はないとも言えます。
アイロンの代用として使える裏ワザ!
急にアイロンかけをする必要ができてしまったのだけれども、アイロンがない!そんなときにアイロン代わりに使えるものがあります。いざというときに使える裏ワザを見てみましょう。
実は、アイロンと同じように金属でできていて、平らな面があり熱を持たせることができるものなら、なんでもアイロンの代わりになるのです。
この方法を活用すれば場所の取るアイロン台を購入する必要もありません!
ではさっそく、アイロンの代用になるものとその使い方を見ていきましょう。
鍋の底を使う
底が平らである程度の直径がある鍋は、アイロンの代わりとして使うことができます。
熱いお湯をこぼれないように少しだけ入れ、軽く動かして洋服に当ててください。鍋の底が汚れていないかだけ確認してからやってみましょう。
フライパンの面を使う
フライパンは平らな面が広いので特におすすめです。ステンレス製なら重みもあるのでうってつけです。
ただしフライパンは、料理に使っていると底に汚れがつきやすいので、使う前に底が焦げていないか、汚れがついていないか、しっかり調べてから使いましょう。
使い方は、フライパンを熱くしてから湿らせた当て布をして、服のシワの部分をゆっくりとなぞっていく、というやり方です。
難点は、持ちにくいことです。あまり大きなサイズのフライパンはより持ちにくく扱いにくいので、アイロンかけには適していません。
やかんの重みを利用する
やかんは、持ち手があるので鍋やフライパンよりも使い勝手が良く、おすすめです。
お湯を半分くらい沸かし、ある程度の重みで安定感を持たせて使いましょう。
こちらも底の汚れには注意が必要です。お湯を沸かすときも底が汚れていると時間がかかったりして不都合なので、やかんの底はいつもきれいにしておくクセをつけましょう。
そうすれば、いざというときにあわてなくて済みます。
ただし注意しなくてはいけないのが、やかんの底は平たんとは限らないということです。同心円が並ぶもようがあるものなどだと、少しかけづらいのです。
ヘアアイロンで代用
ヘアアイロンは、洋服用のアイロンより普及しているかも知れません。
特に女性の髪の手入れには必需品ですから、みんな持っているのではないでしょうか。これもアイロンの代わりに使うことができます。
使い方は、洋服のシワのあるところに直接当てるだけです。これである程度シワが伸びます。スチーム式のヘアアイロンならいっそう便利ですね。
注意することは、ヘアアイロンには汚れや髪染めがついている場合があるので、きれいに拭いてから使うことです。
また一度に布にあてることができる面積が小さいため、少し時間がかかるかも知れません。
バスルームに吊るすだけ
バスルームの蒸気を利用して、フタを開けた湯船の上にシワを取りたい服を吊るします。
アイロンのスチームの代わりに熱や湿気の効果でシワを伸ばすというやり方です。手で引っ張って形を整えます。
温まったお風呂のフタの上に衣類を広げても効果的です。
この場合、フタの汚れがないか確かめるか、バスタオルなどをのせた上に衣類を広げるかするとよいですね。
さらに、衣類の上に平らなものを乗せると、プレスした状態にもなりますから、ズボンプレッサー代わりにもなります。
広い面積を使うことができることがメリットです。
また、熱いお湯に浸したタオルを固く絞り、服のシワの部分に当てても、浴室スチーム同様の効果があります。
あてながら手で引っ張って形を整えなくてはならないことも同様です。
裏ワザをうまく活用すればアイロン要らず!
アイロンは、家庭にある電気器具の中で、日常生活に特に必要ない物のひとつです。
ワイシャツを着る仕事をしている人でも、最近は安くクリーニングに出すことができますから、家で洗ったり苦労をしてアイロンかけをすることはありません。
アイロンは意外に電気を消費するので、炊飯器や電子レンジで料理をしながらアイロンかけをを始めたら、途端にブレーカーが上がってしまった、などという面倒なこともよくあります。
その点裏ワザを使えば、お手軽に服のシワを伸ばすことができますね。
いろいろな方法で衣類を傷めることなくアイロンかけと同じ効果が得られる裏ワザを活用しましょう。
もう自宅にアイロンは必要ありません。どうしてもアイロンかけが必要になったときは裏ワザで乗り切ることにして、無駄な電化製品で余計な電気代や収納場所を使うのはやめてみてはいかがでしょうか。
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