快適な一人暮らしを望むなら団地がおすすめ!部屋も広くて家賃も安いなどメリットたくさん

一人暮らしを始めるためには、当たり前な話ですが、まずは住む場所が必要になります。多くの人は賃貸住宅を借りることになるでしょう。しかし、賃貸住宅にも色々種類があって、例えばマンションなのかアパートなのかによっても家賃に違いが出てきます。

家賃が高いと生活費に回せるお金が減って家計が厳しくなります。とはいえ、安い代わりにボロくて狭い部屋に住むのも嫌ですよね。そんな、一人暮らしの物件選びでお悩みの方には団地暮らしをオススメします。

団地暮らしの特徴って?アパート・マンションとの違いについて

ちなみに、アパートとマンションの区別の仕方は法的には存在しません。一般的に2階建て以下のもので、簡易的に建てられている共同住宅をアパートと呼び、3階建て以上で作りがしっかりしているものをマンションと読んでいるに過ぎません。

次に団地ですが、これはアパート、マンションのように建物自体を指す名称ではなく、そのアパートやマンションが密集して建ち並んでいる地域を指す言葉です。

どんな場所?

『団地暮らし』と聞くと貧相なイメージをを持つ方も多いかと思います。確かに、民間の賃貸住宅に比べると造りは少し古く、故に家賃が安いというのもまた事実です。

しかし、そういった場合でも、部屋数などは民間の賃貸住宅より多いこともあり、一人で住む分には意外とのびのびと生活することができます

また、団地にも色々あり、条件さえ満たしていれば、民間の賃貸よりも良い待遇でありながらかかる費用が安いという住居もたくさんあります。今の自分にあった条件で出来るだけお得な家探しをしてみましょう。

公営住宅とは

都道府県、市町村が低所得者を住まわせるために運営している賃貸住宅を指します。所得が一定の金額を下回っている人のみ入居することができ、家賃は民間の賃貸と比べて半分から三分の一程で済みます

また、礼金や契約金、契約更新料等も必要ないなど、非常に安いです。全体的に古い建物が多いですが、もともと家族世帯を想定して建てられていることもあり、間取りが2,3LDKほどあり、ひとり暮らしで住むには申し分ないです。

UR賃貸住宅

テレビのCMなどで一度は聞いたことがあるかと思います。ちなみに『UR』とは『独立行政法人都市再生機構』の略であり、公営住宅とは反対に、ある程度所得のある人たちをターゲット層にしています

家賃自体は民間の賃貸住宅と大差ありませんが、最新の設備が整っていたり、管理レベルも高いです。また、公営住宅同様に礼金、更新料等が免除されているので、トータルで見ると民間の賃貸よりかかる費用は少なく済みます。

どんな人が住んでるの?

団地に住む人を想像した時、多くの人は家族世帯や、お年寄り世帯を思い浮かべるかと思います。しかし、実のところ、場所によっては団地の住民の半数が若者によるひとり暮らし世帯であるというように、ひとり暮らしと団地は相性が良いです。

団地で一人暮らしをすることのメリット・デメリットについて

団地には団地ならではの良さがあります。反対に、団地故に起こるトラブルもあります。その両者を理解し、総評した上で、団地への入居を検討してみてください。

団地で一人暮らしをするメリット

かかる費用が割安

入居には審査が必要ですが、自分の所得や状況によって家賃が安くなったり、礼金や契約金、契約更新料などが不要だったり、出費を最低限に抑えることができます

近場で殆どのことが済ませられる

マンションやアパートが数多く立ち並ぶ団地。その中心にはスーパーマーケット、薬局といった生活必需品を揃えられるだけのお店があり、病院や学校も近辺に建てられていることも多いのです。

ひとり暮らしを始めて、車の免許が無くて交通手段に困っているという場合でも、団地に住んでいれば、大抵のことは近場で済ませることができます。

地域付き合いが盛ん

地域の結びつきも強く、なにか困ったことがあって、自分一人ではどうしようもないという状況が訪れても、隣人に助けを求めることができます。また、地域一丸となって防犯対策を行うため、女性も安心してひとり暮らしができます

団地で一人暮らしをするデメリット

近隣住民が多い

団地でなくともアパートやマンションには隣人付き合いが付き物です。さらに、団地になると、住居の近くに公園があったり、スーパーマーケットがあったりと、普段から人気が盛んです。人付き合いが苦手というのであれば、団地に住むことはあまりオススメできません

大型家具の運び込みが困難

公営住宅に限った話ですが、場所によってはエレベーターが備わっていないことがあります。階段を使ってサイズの大きな家電や家具を運び込むのは非常に厳しい作業になります。予めエレベーターの有無は確認しておくと良いでしょう。

交通機関へのアクセスが悪い

住宅街ですので、駅から離れた場所にあることも少なくはありません。スーパーマーケットや病院、学校といった必要最低限の建物は近くにあることが多いですが、遠出が多い人は車がないと不便かもしれません

団地暮らしはこんな人におすすめ!

団地ならではの特徴には、メリットもあればデメリットもあることを理解していただけたかと思います。しかし、『長所は短所にもなり得る、その逆もしかり』というように、人によって受ける印象は変わってくると思います。

以下に当てはまる人には団地暮らしが合っているかもしれません。

人付き合いが好きな人

一人暮らしを続けていると寂しくなる場面もきっとあるはずです。そんな時、団地で暮らしていたならば周りにはたくさんのご近所さんが居て、話し相手にもなってくれます。公園と隣接していることも多く、出会いが多いです。

また、おじいちゃんおばあちゃん、家族世帯限らず、同じような年代で同じく一人暮らしをしている人もいます。気付いたら、隣人から遊びに行くような仲になっていた、なんてこともあります。

ほとんど遠出をしない人

団地に住む場合、買い物や定期検診など、生きる上で必要最低限なことに関してはすぐ近場で済ますことができて便利です。しかし、電車やバスなどの交通機関が近くに無いこともあり、そうなると移動手段に困ります。

もし車を持っているとしても、通勤は電車の人が多いと思います。職場が歩いていける距離にあるか、もしくは自宅勤務をしている人は特にオススメです。

物件選びの際のポイント・内見の際の注意点

これまで、公営住宅、UR賃貸住宅についてざっくりと説明してきましたが、これらはあくまでも一般的な内容です。団地によって所得の上限や下限にはばらつきがあり、条件を満たしていれば必ず入居出来るというわけでもありません。

やっぱり誰だって安くて広い部屋があるなら入居を希望します。結果的に団地の入居は早い物順、あるいは抽選によって決められます。そのあたりのことも管理団体ごとに違いがあるので、部屋を探す際には各団体に問い合わせるなどして確認しておきましょう。

物件選びで気をつけるべきポイント

アクセスの良さ

やはり生活をしていく上でアクセスの良し悪しは無視できません。先程も述べたように、団地は交通の面で不便な場所も多いです。しかし、多少金額が上がるかもしれませんが交通機関に近い団地もあります。自分の生活にあった場所を探しましょう。

エレベーターの有無

2階建てくらいであれば問題ありませんが、団地は3階建て以上の物件がほとんどです。尚且エレベーターが備わっていない物件が存在します。申請が通り、入居が決まった部屋が上層階になった場合、毎日の上り下りが階段というのは辛いですよね。

また、荷物の運び込みも大変になりますので、エレベーターが備わっているかどうかについては、選ぶ段階で必ず確認しておくべきポイントです。

内見の際に注意して見るべきポイント

部屋の中

家具がどれくらい置けるのかというような間取りの確認や、日当たりの良さも重要ですが、具体的に以下の確認をしてください。

・臭いや騒音が気にならないか
・ドアや窓の立て付けが悪くなっていないか
・コンロや換気扇が付いているか
・ピッキングされにくい鍵を使っているか
・カビや目立った汚れ、傷がないか

これらのことを契約の前にしっかり確認しておくことで、契約後にいきなり修理費を請求されるなどのトラブルも防ぐことができます

団地そのもの

団地への入居を考えている場合、一軒家ではないが故に、自分が住む部屋以外にも確認が必要です。例えばゴミ捨て場が整備されているかどうかの確認も重要です。

また、集団住宅である以上、人間によるトラブルも存在します。エントランスの掲示板などには住民が出している苦情が張り出されていたりするので、その内容もしっかりチェックしておくと良いでしょう

安心して快適な生活を送るために一人暮らしに団地の選択肢を!

団地に住めば、かかる費用も少なく、のびのびと過ごすことができます。さらに日頃からたくさんの人たちと関わることが出来るので孤独感もありません困ったときにはお互いに助け合うこともできます

ただし、団地の中にも管理の行き届いていないような物件もあります。入居を決める際には注意が必要です。色んな物件の内見に行き、自分の状況にあった団地で、安心で快適な一人暮らしを始めましょう。

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