一人暮らしでもちゃんとお風呂に浸かってる?シャワーだけ?

一人暮らしのバスタイムって憧れます。夏はシャワーを1日何回も浴びちゃおうとか、テレビを見ながらバブルバスとかバラ風呂、アロマキャンドルでリラックス、なんて一人暮らし時代にしかチャレンジできないこともありますよね。

おしゃれなバスタブがあるからこの部屋を選んだとか、逆に他の条件を重視したためにお風呂がトイレと一体になったユニットバスでがっかり……なんて人もいるのではないでしょうか。

一人暮らしの人はシャワーで済ませることが多い?


ワンルームのマンションに多いユニットバスは、湯船にお湯をためることはできても洗い場もなく、追い炊きもできません。たとえ、それらがあったとしても、お湯をためて浸かるのに1人でも3人でも湯船のお湯の量に大差はないのです。

お金と時間の壁

一人暮らしのお風呂を楽しみにしていたけれど、その楽しみの副産物に現実を見てシャワーで済ませている人が多いようです。その副産物とは、使ったら必ずついて回る掃除、水道代、ガス代です。

これらはあって当然なのですが、一人暮らしの中心であるお金と時間の問題に直結してくるのです。

シャワーなら時短になるので朝風呂に入ることも可能です。夕食は外で済ませて家に帰ったらバタンキュー、そのまま爆睡したら朝のシャワーでしゃっきり目覚めようというルーティーンでしょうか。

お風呂に入ることのメリット


子どもの頃お風呂に浸かるとき、お母さんから数を数えるように言われたりしませんでしたか。1、2、3、4……100まで数えたら顔が真っ赤になっていた、なんて経験のある方もいるのでは。お風呂に浸かるとどんないいことがあるのでしょうか、調べてみました。

疲れが取れる

お風呂に浸かって第一声「はーっ」と、ため息か深呼吸か分からないですが、肩の力が抜けた声が出てしまいますね。この瞬間は緊張していた体が緩むときです。緩むということはリラックス状態の始まりです。

そしてお風呂に浸かっているとだんだん体が温まってきてぽかぽかしてきます。血行が促進されて、老廃物や乳酸などの疲労物質が排出されやすい状態になっていきます。そうして一日の疲れが溶けていくように取れるのですね。

マッサージ・リラックス効果を得られる

スイミングスクールのコーチが「子供達に教えるのに水に浸かっているだけなのに凄く痩せました」と言っていました。水圧の威力はその言葉でもよくわかりましたが、家のお風呂に浸かっているだけでもその効果は抜群に発揮されるそうです。

お風呂に浸かると水圧が加わり、マッサージと同じ効果が得られます。水圧の力は自然な刺激なので表面的な身体には負担がなく、血流もよくなり、むくみも取れやすくなります。

体の汚れが落ちやすくなる

手を長くお湯につけていると指先がふやけてきますよね。ふやけるほどお風呂に浸からなくてもいいのですが、同じ現象が起きています。皮膚の表面が柔らかくなり、毛穴が広がって詰まった汚れや脂が浮き上がり落ちやすくなります。

お湯に浸からないでいきなりゴシゴシ洗っても、あまりきれいには洗えていないということですね。ゆっくり浸かってふやかすことで、いらない角質も柔らかくなり擦らずとも簡単に取れてしまいます。

肌がキレイになる

お湯に浸かっていると体の芯まで暖められていきます。体は外から温めることによって体温が上がり新陳代謝も活発になります。新陳代謝が活発になると細胞が入れ替わると言われるように、老廃物を排出して肌が新しく再生、透明感が増していきます。

「湯あがり美人」とよく言われますが、お風呂上がりは血行が良くなって頬も赤くなっていますが、肌全体もふわふわっとしているのに気づきませんか。お風呂に浸かって美肌効果が期待できるのなら毎日でも浸かりたくなります。

代謝が上がり、ダイエット効果も

新陳代謝は美肌作りだけでなくダイエットにも影響します。新陳代謝を活発にすると、古いものが新しいものに入れ替わり血流がよくなります。つまり体を巡る血液の流れる勢いとスピードが速くなり、体中が運動をしているようなものなのです。

血液の動きがよくなって良質の酸素や栄養が運ばれるようになれば、不必要な二酸化炭素や老廃物がスムーズに排出されます。要は、そうして血の巡りがよくなることで脂肪が燃焼しやすくなり、ダイエットにも効果が現れるということです。

シャワーで済ませることのメリット


現代人はいろいろと忙しく時間に追われているものです。何を優先して時間を使うかは人それぞれですが、お風呂のためにしっかり時間を取れないこともよくあります。

お風呂に浸かるのが良いと分かってはいても、それに替わるメリットがシャワーで済ませる理由の中にあります。

お風呂にかかる時間が削減される

一口にお風呂に入るとはいっても、今すぐ入ろうというわけにはいきません。事前にお湯をためるなり、沸かすなりといったことをする必要があります。こういった事前準備には待ち時間もかかり、適量でストップさせるなどの気遣いも必要です。

その点、シャワーなら入ろうと思った次の瞬間から入ることができ、手早く済ませることができるので忙しいときの隙間時間を利用して入ることができます。

お風呂掃除をする手間がなくなる

シャワーを浴びるのは時間がかからない上に掃除だってスピーディーです。壁や床に残った泡や髪の毛を出る前にシャワーで流しておけば十分。余力があれば、休みの日などにしっかり掃除をすれば、いつもピカピカのバスルームを保つことができます。

お風呂の掃除は結構な重労働です。入浴したのに忙しいから、疲れているからと放置していると、水アカなどで浴槽はすぐにざらざらになってカビ発生の原因にもなってしまいます。

水道代・ガス代が節約される

お風呂に時間をかけて差が出てくるのは水道代やガス代です。湯船にお湯をはったものの、他の用事をしていて入るのが遅くなったらすっかり冷めていた……なんてときはまた沸かさなくてはなりません。

湯船にはる水の量は、20分シャワーを出し続けたときとほぼ同じ量だそうですが。さっと済ませてしまうシャワーなら水道代・ガス代は安く上がると言えるでしょう。

湯船とシャワー、それぞれ光熱費はどれくらいかかる?


湯船に浸かるのとシャワーで済ますのと、楽だとかしんどいといったことは置いておいて現実問題、本当のところどちらが高くつくのでしょうか。ちりも積もれば山となる、毎日のことですから節約を考えるならきちんと把握しておきたいものです。

都市ガスはシャワーを1分間流すとガス代はおよそ4.5円、プロパンガスは都市ガスの2倍以上かかるといわれているので単純計算して9円、1分間の水道代は16円で10リットル流れるそうです。これを基本に計算をしてみました。

湯船

湯船に約200リットルのお湯をはるには、水道代も含めて1回の入浴に都市ガスは約122円、プロパンガスは約212円かかるという計算になります。

ただ、その頻度やお湯の使い方、湯船のサイズによっても大きく変化しますのであくまで目安として考えてください。

シャワー

シャワーの場合は15分間浴び続けていると仮定します。これも水道代を含めて都市ガスは15分あたり約92円、プロパンガスは15分あたり159円という計算になりました。

湯船に比べて若干安く感じますが、シャワーを浴びる時間が夏はもっと早く済ませて、冬は寒いので長めに浴びているかもしれません。

お風呂は身近なリラクゼーション

湯船に浸かりながらシャワーで髪を洗うなんてしていませんか。浸かる日は浸かる、シャワーの日はシャワーだけにしないと、水道代やガス代は節約どころか倍近くかかってしまいます。時間とお金、自由と楽しみの狭間で思うようになりませんね。

どちらにしても家風呂は小さいので、浸かってもシャワーでも大満足とは言えません。たまには近くの銭湯やスーパー銭湯で、ゆったりくつろいで疲れとり&英気を養うなんていうのもいいですよ。

日々たまるストレスや疲労を癒してリセット、お風呂は美容と心身の健康に一番身近なリラクゼーションです。 うまく活用したいものですね。

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